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2013-03-11
ソース(記事原文):MPR
プライマリPCI施行前のスタチン投与は心保護効果に関連
MPR(2013年3月11日)― 薬剤師ミタル・パテル(Mital Patel)著
カリフォルニア州サンフランシスコ - 急性心筋梗塞患者に対する直接的冠動脈形成術(プライマリPCI)を行う前のスタチン療法は、全死亡リスクや、心臓・脳血管の重大な有害事象リスクの低下に関連しなかったことを、佐賀大学循環器内科の下村光洋博士が発表した。
米国心臓学会(ACC)第62回科学会議(ACC.13)で下村氏が発表したところによれば、今回の結果から、急性心筋梗塞患者において、アトルバスタチンが脂質低下作用よりも心血管保護効果に優れていることが示されたほか、アンジオポエチン様タンパク質2(ANGPTL2)値および有毒終末糖化産物の減少がみられた。
ANGPTL2(アンジオポエチン様タンパク質2)は慢性炎症マーカーとして最近特定されたもので、2型糖尿病の発症および死亡において正の関連を示した。有毒終末糖化産物とは関節硬化症や心血管疾患などの高血圧進行に関連するものである。
急性心筋梗塞は心血管系の発病および死亡を引き起こすとことがある。急性心筋梗塞患者に対する直接的冠動脈形成術を行う前のHMG-CoA還元酵素阻害薬の治療に効果があるのかどうかを研究者らが判定した。
前向き多施設共同無作為化試験において、急性心筋梗塞の急性発症により心臓への治療介入を受ける患者201人を登録した。患者はスタチン群(103人)またはプラセボ群(98人)のいずれかに無作為に割り付けられた。スタチン群には、直接的冠動脈形成術を行う前にアトルバスタチン40mgが投与され、施行後にアトルバスタチン10mgが30日投与された。本試験の主要評価項目は、急性心筋梗塞から6ヵ月間後の全死亡および心臓・脳血管の重大有害事象とした。
研究者らによれば、心臓・脳血管の重大有害事象の発生率は、アトルバスタチン群で13人(13.7%)、プラセボ群で13人(14.1%)であった。クレアチニンキナーゼのピーク値に有意な群間差は認められなかったが、アトルバスタチン投与後2週間の時点で、駆出率、血漿IL-6値(インターロイキン6)、TNF-α値(腫瘍壊死因子α)、PTX3値、ANGPTL2値(アンジオポエチン様因子2)、有毒終末糖化産物が減少した。
急性心筋梗塞を生じた患者に対する直接的冠動脈形成術を行う前のスタチン療法は、全死亡リスクや心臓・脳血管の重大有害事象のリスクを低下させなかった。下村氏は「急性心筋梗塞患者におけるアトルバスタチンは脂質低下作用よりも心保護効果に優れている」と指摘した。
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