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2011-12-18
ソース（記事原文）：ジョイ・オンライン
どんな食品が体の痒みを引き起こすのか？
ジョイ・オンライン（2011年12月18日）― 食品は一般に、食物アレルギーや花粉アレルギー、ヒスタミン過敏症など別の疾患がなければ体の痒みの原因とはならない。
特定の食品を摂取した後に体の痒みが生じたら、痒みの原因となった食品を書き留めておくこと。主治医に症状を伝え、体の痒みを引き起こした疾患を判定してもらうこと。
医師に相談する前に食事を変えないこと。食物アレルギーの場合、痒みの原因となる食物を摂取してしまうと、合併症を併発することがある。
食物アレルギー
食物アレルギーは、体の痒みの一番よくある原因だ。食物アレルギーで身体は化学物質を生成し、それにより皮膚の炎症、腫れ、痒み、発赤が起こる。
多くの人がアレルギー反応を起こす食品のうち、最もよく見られるのは、小麦、牛乳、卵、大豆、魚、ピーナッツ、その他のナッツ類などである。
よくアレルギーを引き起こすその他の食品としては、トマト、苺、パイナップル、メロン、食品添加物などがある。
食物アレルギーによる痒みが、身体のあらゆる部位の蕁麻疹、湿疹、皮膚炎一般につながることがある。アレルギー反応の治療には抗ヒスタミン剤がもっともよく使われる。
口腔アレルギー症候群
口、喉、唇の痒みを引き起こす口腔アレルギー症候群は、交差反応によるものだ。免疫系が特定の食品のタンパク質を花粉と間違えると、体内で交差反応が生じる。
この症候群を引き起こす食品のうち一番多いのは果物、野菜、ナッツである。例えば、ブタクサ花粉にアレルギーがあれば、ズッキーニ、カンタロープ・メロン、メロン類、バナナ類、キュウリを摂取すると口腔に痒みが生じる可能性がある。
それらの果物、野菜、ナッツを加熱すれば、痒みの発症を防止できる場合もある。
ヒスタミン過敏症
ヒスタミンは感染を防止する体内の化学物質である。ヒスタミンが過剰だと、肺、皮膚、副鼻腔などの軟部組織の炎症、痒み、腫れの原因となる。
ヒスタミンを含むのは特定の食品で、体の痒みにつながる反応を起こす。赤ワイン、マグロ、サバ、ホウレンソウ、チーズ、ナス、酵母はどれもヒスタミンを含む。その他の症状として頭痛、皮膚の潮紅、頻脈、喘鳴、失神が生じることもある。
治療
食物アレルギーとヒスタミン過敏症を治療する唯一の効果的な方法は、皮膚の痒みの原因となる食品を特定し、それらを避けることだ。
皮膚の痒みが起こる食品を誤って摂取してしまった場合、ヒドロコルチゾンクリームを塗れば痒みや炎症を緩和できる。
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