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2013-07-27
ソース(記事原文):ニュースFIX
葉酸(ビタミンBの一種)が加齢に伴う視力低下リスクを低減
ニュースFIX(2013年7月27日)― ロバート・サービン(Robert Cervin)著
新たな研究によれば、女性の加齢黄斑変性リスクを低減させるには、複数のビタミンサプリメントの服用が役立つという。これは加齢に伴う視力の衰えを予防するのに役立つシンプルな方法であることを確証しうるものである。
心疾患の女性または心疾患リスクのある女性を対象に、ビタミンB群含有サプリメントの二重盲検臨床試験が実施された。追跡調査期間中にわたり加齢黄斑変性の症例数が記録され、ビタミンが持つ有意な保護作用が認められた。
加齢黄斑変性は高齢者における視力低下の主な原因となっている。新しい治療選択肢はいくつかあるものの、全ての症例に適しているわけではない。加齢黄斑変性症の予防策については、禁煙による予防にしても、ほとんど明らかになっていない。最近の研究では、加齢黄斑変性症と、心疾患のリスク因子の一つである高濃度のアミノ酸ホモシステインとの関連が明らかにされている。ビタミンB6、ビタミンB12 、および葉酸による治療は、ホモシステイン値を下げることで知られる。つまり、サプルメントによりホモシステイン値が低下し、加齢黄斑変性症リスクが低減するのではないだろうか。
ボストンのハーバード大学医学部ブリガム&ウィメンズ病院(Brigham and Women's Hospital)の研究者らは、心疾患またはそのリスク因子を有する40歳以上の女性5,442人を対象に試験を実施した。試験開始時、これらの被験者のうちの5,205人は、加齢黄斑変性症を発症していなかった。被験者をサプリメントまたはプラセボのいずれかを服用する群に割り当てた。サプリメントは、葉酸2.5mg/日と、ビタミンB6を50mg/日、それにビタミンB12を1mg/日とした。 加齢黄斑変性症の発生率が追跡された。
平均7.3年間の治療および追跡調査で、137例の新たな加齢黄斑変性症例が記録された。そのうち、サプリメント投与群で発症したのは55例で、うち26例で視力低下が顕著であった一方、プラセボ群では82例が発症し、うち44例で視力低下が顕著であった。つまり、サプリメント服用患者は、加齢黄斑変性症リスクが34%低下し、著しい視力低下を伴う加齢黄斑変性症リスクが41%低下した。この有益性は、追跡調査2年目に認められ始めた。
この結果は、ビタミンBがサプリメントという形で加齢黄斑変性症の予防に効果的となることを示す最も有力な証拠である。この保護作用はホモシステイン値が低下することで作動しうる一方、ビタミンによる眼への抗酸化作用が存在する可能性もある。
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