ビタミンB・プラス・ビタミンCは、ストレスに対して効果があるといわれているビタミンBとビタミンCを同時に摂取するためのサプリメントです。日常生活でストレスの多い人、またビタミンBやビタミンCが不足しがちな人に最適です。
ビタミンは、体内でエネルギーの変換や反応を補助して体の機能を調節する微量栄養素で、健康維持のために欠かすことができない物質です。人間に必要なビタミンとして、その機能に応じて13種類が認められており、そのうちのひとつがビタミンBです。ひと口にビタミンBといっても実際はビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、葉酸(ビタミン9)、ビオチン(ビタミンB7)の集まりで、それぞれ単体では効果を発揮しにくく、相互に助け合いながら働くためにこれらを総称してビタミンB群と呼んでいます。
その多くは炭水化物をエネルギーに変える助けをするという共通の性質を持っているビタミンB群ですが、それ以外に神経の働きにも深くかかわっています。現代人の生活は、仕事やプライベートにかかわらずストレスを受けやすい環境にあるだけでなく、パソコンやスマートホンの操作による眼精疲労が原因となり、神経伝達物質の働きが弱まる傾向にあります。この働きを補うために多く消費されているのがビタミンBで、また食生活の変化などの理由により、多くの現代人はビタミンB群が不足がちです。ビタミンB群が足りなくなると、間接的に精神状態や神経にも悪影響を与え、最終的にはうつ病や精神不安定、睡眠障害、健忘症などにつながることもあります。
またビタミンBと同じく、美容や健康に有用なビタミンとして知られているビタミンCもストレス時に大量に消費されることが知られています。脳神経から刺激として入ったストレスは視床下部から下垂体に伝わり、副腎皮質刺激ホルモンを分泌して副腎皮質部を刺激します。副腎皮質ホルモンの分泌は血糖値を高め、エネルギーを増産することでストレスに対抗するよう働きますが、この皮質ホルモンの分泌には大量のビタミンCが必要とされます。ビタミンCの欠乏は、免疫力が減るために風邪などの感染症にかかりやすくなるほか、コラーゲンの産生が減少して肌のハリがなくなったり、血管や骨が弱くなることで出血や骨折が増える可能性があります。
ストレスにより不足しがちなビタミンB群とビタミンCを効率的に摂取できるのに加え、アセチルコリンの前駆体である重酒石酸コリンを配合したサプリメントが、ビタミンB・プラス・ビタミンCです。アセチルコリンは神経細胞に情報を伝える神経伝達物質で、脳内では学習や記憶、覚醒、睡眠に対する神経伝達物質として働き、体に対しても休息とエネルギー備蓄に関係する伝達物質として働くため、疲労回復や集中力の向上、精神的な安定などの効果が期待できます。
なお、ビタミンBとビタミCはいずれも水に溶けやすい水溶性ビタミンで、尿や汗により体外に排泄されてしまい、体内での蓄積ができません。そのため、ビタミンB・プラス・ビタミンCを毎日摂取することでこれらのビタミンを必要量体内に維持することができ、ストレスに対抗できる体と精神を備える手助けをしてくれるほか、これらのビタミンの欠乏により起こるさまざまな問題の予防にも役立ちます。