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2013-06-17

ソース(記事原文):現代小児科学会誌

気管支肺異形成症に対するヒドロコルチゾン:脳発達に影響せず

現代小児科学会誌(2013年6月17日)― 現代小児科学会誌(Contemporary Pediatrics)スタッフ著

気管支肺異形成症を有する早産児にとって朗報である。ヒドロコルチゾン治療は脳発達に有害作用を及ぼさないとみられ、デキサメタゾンのより安全な代替薬となる可能性がある。

気管支肺異形成症は慢性肺疾患の一種であり、酸素療法と陽圧換気の治療を受けた早期産児で発症することが多い。この疾患を発症する乳児の多くは、妊娠30週目より前に生まれ、体重が2ポンド(907g)未満である。実際、先行研究において、出生時体重が1,250g未満の全乳児のうち約半数が気管支肺異形成症を発症することが示されている。

デキサメタゾンは第一選択薬であるが、最近になってデキサメタゾンが神経発達上の有害転帰のリスクを高め、特に長期的に見るとその傾向が強いのではないかという懸念が生じている。

オランダで実施された最新研究で、研究者らが気管支肺異形成症の乳児146人を対象に、ヒドロコルチゾン治療群と非治療群に半数ずつを割り付けて検討した。満期産に相当する時点で全乳児にMRIを施行した。明らかな実質的病理所見を認める乳児は除外することとした。

乳児の平均妊娠期間は26.7週、平均出生体重は906gであった。在胎期間や、スキャン時のPMA(母親の最終月経初日から出生までの期間に生後週数を加えた期間)、脳室内出血の有無、および出生時体重Zスコアで補正したところ、全脳組織と小脳容積のいずれにも群間差が認められないことが明らかとなった。

確固たる結論を導き出す前に、無作為化対照試験を実施して、長期的な神経発達上の転帰を検討する必要がある、と本研究者らは指摘している。


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