以下の場合、ルミガン点眼薬0.1mg/mlを絶対に使用しないでください。
・ルミガン点眼薬0.1mg/mlの成分に対し過敏症の既往歴のある人
【慎重使用】
・無水晶体眼または眼内レンズ挿入眼の人: 膿胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、およびそれに伴う視力低下を起こすとの報告があります。
・眼内炎(虹彩炎、ブドウ膜炎)のある人: 類薬で眼圧上昇がみられたとの報告があります。
・ヘルペスウイルスが潜在している可能性のある人: 角膜ヘルペスが再発したとの報告があります。
・妊婦、産婦、授乳婦など
【重要な基本的注意】
・ルミガン点眼薬0.1mg/mlの使用により、虹彩や眼瞼への色素沈着(メラニンの増加)による色調変化、あるいは眼周囲の多毛化が現われることがあります。これらは使用の継続により徐々に進行し、使用中止により停止します。眼瞼色調変化および眼周囲の多様化については、使用中止後徐々に消失、あるいは軽減する可能性がありますが、虹彩色調変化については使用中止後も消失しないことが報告されています。
混合色彩の人は虹彩の色調変化が明確に認められますが、暗褐色の淡色虹彩の人(日本人に多い)においても変化が認められています。特に片眼使用の場合、左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性があります。これらの症状については、長期的な情報が充分に得られていないため、定期的に診察し、充分観察してください。
また眼瞼色調変化、眼周囲の多毛化の予防あるいは軽減のため、使用の際に液が眼瞼皮膚などについた場合には、よく拭き取るか、洗顔するようにしてください。
・ルミガン点眼薬0.1mg/ml使用中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎、糸状角膜炎、角膜びらん)が現われることがあるので、しみる、そう痒感、眼痛などの自覚症状が持続する場合には、ただちに受診してください。
・ルミガン点眼薬0.1mg/mlを閉塞隅角緑内障に使用する場合は、使用経験がないことから慎重に使用するのが望ましいとされています。
・ルミガン点眼薬0.1mg/mlの点眼後、一時的に霧視が現われることがあるため、症状が回復するまで機械類の操作や自動車などの運転には従事しないでください。
【適用上の注意】
・点眼用にのみ使用してください。
・点眼したときに液がまぶたなどについた場合は、すぐに拭き取るか、洗顔してください。
・点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意してください。
・ほかの点眼剤や併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼してください。
・ベンザルコニウム塩化物によりコンタクトレンズを変色させることがあるので、コンタクトレンズを装着している場合は、点眼前に一旦レンズを外し、点眼15分以上経過後に再装着してください。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ使用してください。
授乳中の人は使用を避け、やむを得ず使用する場合は授乳を中止してください。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。