以下に当てはまる人はベトネベート・ローションを使用しないで下さい。
・吉草酸ベタメタゾンに対して過敏症の既往歴のある人
・細菌・真菌・スピロヘータ・ウィルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患のある人
・鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎のある人
・腫瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷の人
・酒さ、尋常性ざそう、口周囲皮膚炎、皮膚のウィルス感染(単純疱疹、水ぼうそう)
【使用上の注意】
・皮膚感染を伴う湿疹や皮膚炎には基本的に使用しない事が原則ですが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか又はこれらとの併用を考慮して下さい。
・大量・長期ににわたる広範囲の使用によって、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様の症状が現われる事があります。
・外用薬としてのみ使用して下さい。
・目・鼻・口の中に入ってしまった場合は水ですぐに洗い流して下さい。
・手に使用する以外、使用後は手をよく洗って下さい。
・化粧下、ひげそり後に使用しないで下さい。
・顔面への使用は、5日以上の使用、又は塗布しないで下さい。
・2-4週間たっても症状の改善が見られない場合、または悪化が見られる場合は使用を中止して下さい。
・症状改善後はできるだけ速やかに使用を中止して下さい。
真菌によって一次感染した皮膚損傷(カンジダ症、りんせんなど)、バクテリア(とびひなど)、イースト菌による一次二次感染、肛門周囲・生殖器のかゆみ、1歳未満の皮膚炎やおむつによる吹き出物などの皮膚病の治療には適していません。
高齢者は一般に副作用が現われやすいので大量・長期にわたる広範囲の塗布には注意して下さい。
妊娠中の使用に関する安全性は確立されていませんので、妊婦・産婦・授乳婦の人は大量・長期にわたる広範囲の使用を避けて下さい。
新生児、乳児、幼児又は小児へは大量・長期の使用による発育障害が報告されています。
おむつは成分吸収を高める作用があるので1週間に1度は必ず医師の診断を受けて下さい。
尋常性乾癬の人は定期的に医師の診断を受けて下さい。長期使用の場合、症状の悪化が見られたり、使用中止後、膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)になる可能性もあります。
副作用の症状が見られた場合には必ず医師に相談をして下さい。