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2011-01-10

ソース(記事原文):BBCニュース

プロザック(Prozac)による治療は脳卒中からの回復を促進する

2011年1月10日 

ある研究によると、患者が脳卒中の発作を起こした後、速やかにプロザック(Prozac)を投与すると麻痺からの回復に役立つかもしれないという。

研究者らが発見したのは、抗鬱薬であるプロザック別名フルオキセチン)を服用した患者が偽薬を服用した患者と比べて、3ヵ月後に運動機能がより改善し、より自立していたということだ。

ランセットニューロロジー(Lancet Neurology:神経学に関する学術誌)に掲載された論文は118名の患者を対象にフランスで実施された試験結果に基づいている。

英国の脳卒中の専門家らはこの発見は「有望だ」と語った。

これは選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)と脳卒中からの回復に関する、これまでで最も大規模な試験だった。

フルオキセチンの投与開始から90日後の脳卒中患者を検査したところ、本剤を服用している患者は服用していない患者と比べて上肢と下肢の機能が著明に回復していた。

フルオキセチン群の患者は、より自立した生活を送っている可能性も高い。

本試験の患者全員には、脳卒中による中等度から重度の運動障害が起きていた。

「二つの作用?」

フルオキセチン群は偽薬群と比べ、嘔気と下痢の発症頻度が確かに高かったが、フルオキセチンの副作用は一般的に軽く、まれにしか発生しなかったとこの論文は記している。

フランソワ・ショレー教授(Francois Chollet)率いるこの研究の論文執筆者らは言う。「回復途上の患者の運動機能に対するフルオキセチンの効果が示しているのは….. SSRIの作用が急性虚血性脳卒中を治療する上でさらに調べられるべき新たな道筋を与えてくれるということです」

英国では毎年150,000人が脳卒中を発症し、その3分の1に半身麻痺の後遺症が残る。

英国脳卒中協会(UK Stroke Association)の研究渉外担当シャーリン・アーメド博士(Sharlin Ahmed)はこう述べた。「脳卒中生存者の転帰を改善できる新しい治療法を絶えず捜しています。この研究の結果は有望に思えます。

フルオキセチンのような抗鬱薬を抑うつを示す脳卒中患者を治療するのに用いることができます。抑うつは脳卒中でよくある随伴症状です。すでに承認されているこの薬剤に二つの作用があるかもしれないというのは非常に興味深いです。

しかし、フルオキセチンの使用が脳卒中による運動障害を改善するための有効な治療法だと受け入れられるにはさらなる研究が必要です。」


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