以下の場合、ノルバスク10mgを絶対に服用しないでください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人: 動物実験で妊娠末期に服用すると妊娠期間および分娩時間が延長することが認められています。
・ジヒドロピリジン系化合物に対して過敏症の既往歴のある人
以下の場合、ノルバスク10mgを服用の際は充分に注意してください。
・過度に血圧の低い人: さらに血圧が低下するおそれがあります。
・肝機能障害のある人: アムロックは主に肝で代謝されるため、肝機能障害の人は血中濃度半減期の延長および血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがあります。
高用量(10mg)において副作用の発現率が高まる可能性がありますので、増量時は慎重に服用してください。
・高齢者: 一般に過度の降圧は好ましくないとされており、また体内動態試験で血中濃度が高く、血圧濃度半減期が長くなる傾向が認められているので、低用量(2.5mg/日)から服用開始するなど、状態をみながら慎重に服用してください。
・重篤な腎機能障害のある人: 一般的に、降圧にともない腎機能が低下することがあります。
降圧作用に基づくめまいなどが現われることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には注意してください。
ノルバスク10mgは血中濃度半減期が長く、服用中止後も緩やかな降圧効果が認められるので、ノルバスク10mg服用中止後にほかの降圧剤を使用するときは、用量ならびに服用間隔に留意するなど状態を観察しながら慎重に服用してください。
動物実験で母乳中へ移行することが認められているので、授乳中の人がやむを得ず服用する場合は授乳を避けてください。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。