下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の服用においては医師の指示に基づき、適切な量を服用するようにしてください。
【成人】
●下部呼吸器感染、上部呼吸器感染(副鼻腔炎の急性増悪、慢性化膿性中耳炎)
1回500-750mgを1日2回、7-14日間経口服用します。
なお悪性外耳炎の場合は、1回750mgを1日2回、28日-3ヵ月経口服用します。
●尿路感染症
・単純性膀胱炎
1回250-500mgを1日2回、3日間経口服用します。
ただし閉経前の女性の場合は、1回500mgを服用することがあります。
・複雑性膀胱炎、単純性腎盂腎炎
1回500mgを1日2回、7日間経口服用します。
・複雑性腎盂腎炎
1回500-750mgを1日2回、最低10日間経口服用しますが、状況により21日間以上服用が必要となることがあります。
・前立腺炎
1回500-750mgを1日2回、急性の場合は2-4週間、慢性の場合は4-6週間経口服用します。
●生殖管感染
淋菌性尿道炎、淋菌性子宮頚炎
500mgを1回のみ経口服用します。
・睾丸副睾丸炎、骨盤感染症
1回500-750mgを1日2回、最低14日間経口服用します。
●胃腸管感染症、腹腔内感染症
・細菌性下痢、重篤な旅行者下痢症
1回500mgを1日2回、1日間経口服用します。
・志賀菌(赤痢)1型による下痢
1回500mgを1日2回、5日間経口服用します。
・コレラ菌による下痢
1回500mgを1日2回、3日間経口服用します。
・腸チフス
1回500mgを1日2回、7日間経口服用します。
・グラム陰性菌による腹腔内感染
1回500-750mgを1日2回、5-14日間経口服用します。
●皮膚および軟組織感染
1回500-750mgを1日2回、7-14日間経口服用します。
・骨、関節の感染症
1回500-750mgを1日2回、最大3ヵ月間経口服用します。
●感染症治療または好中球減少症の人における感染予防
1回500-750mgを1日2回、好中球減少症が治るまで経口服用します。
通常、抗菌剤と一緒に服用します。
●髄膜炎菌による侵襲的感染の予防
1回500mgを1回、1日のみ経口服用します。
●炭疽吸入暴露後の予防および臨床的に適切とされた際に経口経路による治療が可能な人に対する治癒的治療
1回500mgを1日2回、炭疽暴露が確認された日から60日間経口服用します。
暴露の疑惑、確認後ただちに薬物療法を開始してください。
【子ども、未成年】
●炭疽吸入暴露後の予防および臨床的に適切とされた際に経口経路による治療が可能な人に対する治癒的治療
1回10-15mg/kgを1日2回、炭疽暴露が確認された日から60日間経口服用します。
なお1回の服用量は500mgを超えないこととします。
暴露の疑惑、確認後ただちに薬物療法を開始してください。