以下の場合、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬を絶対に使用しないでください。
・ゾクサン・ディー点眼/点耳薬の成分に対し過敏症の既往歴のある人
・キノロン類に過敏症の既往歴のある人
以下の場合、ゾクサン・ディー点眼/点耳薬を使用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に使用してください。
●デキサメタゾンとして
・眼科疾患に使用する場合
1.角膜潰瘍のある人: 表層の病変を活動家させるおそれがあります。
2.ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患または化膿性眼疾患のある人: 免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがあります。
・耳科疾患に使用する場合
1.耳に結核性またはウイルス性疾患のある人: 免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがあります。
2.糖尿病の人: 糖新生促進作用(血糖値上昇)などにより、糖尿病が増悪するおそれがあります。
●シプロフロキサシンとして
・1歳未満の新生児には使用しないでください。
・耐性菌の発生・拡散の一因となる上咽頭道のリスク発生を考慮してください。
・キノロンを全身投与している人において、特に初回服用で生命に関係する重篤な過敏症の発生が報告されており、その一部は心血管虚脱、意識消失、うずき、咽頭・顔面のむくみ、呼吸困難、そう痒、じんましんを併発しています。
・皮膚発疹など過敏症の症状が出た場合はただちに使用を中止してください。
【基本的な使用上の注意】
・眼科用は、角膜上皮剥離や角膜潰瘍がある場合、またウイルスや結核、真菌などによる眼の感染症には原則的に使用しません。耳用もウイルス性疾患などには原則的に使用禁止です。
・妊婦または妊娠している可能性のある人は、使用の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用し、長期・頻回服用は避けてください。
・低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していないため、特に2歳未満の場合いは慎重に使用してください。
・容器の先端などが目や耳に直接触れないようにしてください。
・コンタクトレンズをしたまま点眼しないでください。また治療中はソフトコンタクトを使用しないでください。
・点眼後は薬液浸透のため数分間、目を閉じた状態を持続してください。