以下に該当する場合、クラーバクト500の使用は禁忌とされています。
・クラーバクト500の成分、及び他のマクロライド系抗生物質に過敏症の人
・クラリスロマイシンの使用による胆汁うっ滞性黄だんや肝不全がみられた人
・急性ポルフィン症を発症したことのある人
・シサプリド、ピモジド、テルフェナジン、エルゴタミンやジヒドロエルゴタミンを服用しているひと
・腎・肝機能障害のある人でコルヒチンを服用している人
・12歳未満の小児
以下に該当する場合のクラーバクト500の使用は慎重におこなうようにしてください。
・腎・肝機能障害のある人
・心電図によるQT間隔の延長がみられる人
クラーバクト500の服用は、医師に指示された服用量、服用回数、服用期間を厳守するようにしてください。
深刻な腎機能障害のある人においては服用量や服用頻度の調整が必要とされています。
クラリスロマイシンの使用による重症筋無力症の増悪や、筋無力症症候群の発症が報告されています。
広範囲の抗菌スペクトルを持つ抗生物質の使用において、稀に大腸炎(クロストリジウム・ディフィシルに関連した下痢)が引き起こされる可能性があります。抗生物質の使用中や使用後において下痢の症状が継続したり、深刻化した場合、或いは血便や粘液便がみられる場合には、ただちに医師に相談するようにしてください。
抗生物質の使用は、対象菌でない微生物(特に真菌)の増殖を招く場合があります。抗生物質の使用中に他の感染症の症状が認められる場合にはただちに医師に相談するようにしてください。
妊娠中・授乳中の女性における使用は、医師によって使用による利益が危険性を上回ると判断された場合のみ、使用するようにしてください。
他の疾患などで医療機関に罹る場合には、医師にクラーバクト500を使用していることを伝えてください。
処方された用途以外での使用はせず、また他人との共用もお避けください。
子供の手の届かない、乾燥した涼しいところで直射日光から避けて保管してください。
使用期限を超過したもの、及び外装の損傷が認められる場合には使用をお避けください。