基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがあるので、心筋梗塞がある場合は絶対に服用しないでください。
甲状腺機能低下および粘液水腫がある場合は、少量から服用を開始し、状況を見ながら増量して維持量とすることが望ましいとされています。
効果を期待するには、医師から定められた量と期間を守り、個人の判断で服用の増減量や休止・中止はしないでください。
以下の人は服用前に医師または薬剤師に相談し、服用には充分注意してください。
狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧など重篤な心・血管系の障害がある人: 基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがあります。
服用の最は少量から開始し、通常より時間をかけて増量し、維持量は最小必要量としてください。
副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全の人: 副腎クリーゼを誘発し、ショックなどを起こすことがあります。
副腎皮質機能不全の改善を充分に計ってから服用してください。
糖尿病の人: 血糖コントロールの条件が変わることがあります。
服用の際にはご注意ください。
高齢者: 一般に、高齢者は生理機能が低下しているため、エルトロシン100を服用すると基礎代謝の亢進による心負荷により狭心症を起こす可能性があります。
少量から服用を開始し、服用期間を延長するなど状態を見ながら、慎重に服用してください。