チロノーム(チロキシンナトリウム)125mcg(120錠)

3300 円 !! 1日1回の服用で不足した甲状腺ホルモンを補充!基礎代謝の増大、コレステロール量の減少、水・電解質の排泄増加などの効果を発揮します!粘膜水腫、クレチン病、甲状腺機能低下症などの治療に!

Thyronorm (Thyroxine Sodium) - 125mcg (120 Tablets)

內容量 : 120錠
価格: 3300 円

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有効成分

チロキシンナトリウム(Thyroxine Sodium)

 

製造国

インド


製造元

Abbott


下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。


成人は25-400mcgを1日1回経口服用します。

一般に服用開始量には25-100mcg、維持量には100-400mcgを服用することが多いとされています。

なお年齢、症状により適宜増減します。


チロノーム125mcgは、甲状腺障害や手術で不足した甲状腺ホルモンを補う甲状腺ホルモン剤で、主に粘膜水腫、クレチン病、甲状腺機能低下症(原発性および下垂体性)、甲状腺腫などの治療に使用されます。また、甲状腺腫瘍を抑える目的で使用されることもあります。


甲状腺ホルモンはエネルギー代謝や循環、内分泌機能、生殖など、全身の代謝を活発にするホルモンで、喉元にある甲状腺と呼ばれる器官から分泌されます。正常な状態では、脳下垂体から出る甲状腺刺激ホルモンの作用によって適度な分泌量になるようにコントロールされていますが、何らかの原因により甲状腺ホルモンの合成や、分泌機能の一部もしくは全部が障害されて血中甲状腺ホルモンが低下すると、甲状腺機能低下症が起こります。


甲状腺機能低下症になると全身がエネルギーを利用できなくなるために、無力感、皮膚の乾燥、低体温、眠気、体重増加、便秘、脱毛、易疲労、記憶力低下などの症状がみられるようになります。しかし、機能低下が軽度の場合は症状も明らかではないため発見が遅れることもあり、また症状が重度になると、粘液水腫と呼ばれる粘液状物質でできたむくみが顔や四肢を中心とした全身に生じることもあります。


甲状腺機能低下症が起こる原因には、慢性甲状腺炎などによる原発性甲状腺機能低下症のほか、先天性甲状腺機能低下症であるクレチン症や異所性甲状腺腫など先天的な原因、産後やヨードの過剰摂取などによる一過性のもの、術後甲状腺機能低下症やアイソトープ治療後甲状腺機能低下症など、甲状腺の病気の治療に起因するものなどがあります。

原因が一過性であれば、その原因を解決することで甲状腺機能の低下はほとんど回復しますが、それ以外の場合は不足している分のホルモンを補うことに治療の重点が置かれます。その薬物治療に使用される薬のひとつが、チロノーム125mcgです。


甲状腺ホルモンには、その構造中にヨウ素が3つ含まれたトリヨードチロニン(トリヨードサイロニン)T3とヨードが4つ含まれたチロキシン(サイロキシン)T4の2種類がありますが、このうちトリヨードサイロニン(T3)の方が甲状腺ホルモンとしての作用が数倍強いといわれています。チロノーム125mcgの有効成分であるチロキシンナトリウムはロキシン(T4)で、体内でトリヨードチロニン(T3)へと代謝された後に効果を発揮すると考えられています。


チロノーム125mcgは1日1回の服用で安定した薬の濃度を保つことができるだけでなく、甲状腺ホルモンを補うことで基礎代謝を増大させ、コレステロール量の減少や、水・電解質の排泄の増加などの効果を発揮することが確認されています。


T4製剤は合成品で効力が一定であり、服用後の血中T4、T3濃度が比較的一定である点から、甲状腺ホルモン補充療法時の第一選択薬として用いられます。


半減期が長いため、1日1回の服用で常に安定した血中濃度を保つことができます。


チロキシンナトリウムを有効成分とした薬剤は、日本ではチラージン(あすか製薬、武田薬品工業)、レボチロキシン(サンド、富士製薬工業)の名前で発売されています。


海外では、Eutirox、Letrox、Levaxin、Levothyrox、Novothyrox、Oroxine、Thyrax、Eltroxin、Euthyrox、Levo-T、Levotec、Lovothroid、Levothyroxine、Levoxyl、Synthroid、Tirosint、Unithroidなどの名前で発売されています。


【禁忌】

・新鮮な心筋梗塞のある人: 基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがあります。


【慎重服用】

・狭心症、陳旧姓心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症などの重篤な心・血管系の障害のある人: 基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがあるので、使用する場合には少量から開始し、通常より長期間をかけて増量し維持量は最少必要量としてください。

・副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある人: 副腎クリーゼを誘発し、ショックなどを起こすことがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を充分にはかってから使用してください。

・低出生体重児、早産児: 低出生体重児や早産児では、晩期循環不全を起こすことがあるので、児の状態を観察しながら使用してください。

・糖尿病の人: 血糖コントロールの条件が変わることがあるので、使用する際にはこの点に充分は医療してください。

・高齢者


【重要な基本的注意】

・甲状腺機能低下症および粘液水腫の人は少量から使用を開始し、観察を充分に行ない漸次増量して維持量とすることが望ましいとされています。


【高齢者】

・高齢者では少量から服用を開始すると共に服用間隔を延長するなど、状態を観察しながら慎重に使用してください。

・一般に高齢者では生理機能が低下しており、チロノーム125mcgを服用すると基礎代謝の亢進による心負荷により、狭心症などを来たすおそれがあります。


【小児など】

・低出生体重児、早産児のうち、特に極低出生体重児や超早産児では、晩期循環不全を起こしやすく、また、チロノーム125mcgの使用後早期に起こりやすいので、児の状態(血圧、尿量、血清ナトリウム値など)を観察しながら慎重に使用してください。


【併用注意】

・クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウムなど): クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、併用する場合にはプロトロンビン時間などを測定しながらクマリン系抗凝血剤の用量を調節するなど慎重に使用してください。

・交感神経刺激剤(アドレナリン、ノルアドレナリン、エフェドリン・メチルエフェドリン含有製剤): 交感神経刺激剤の作用を増強し、冠動脈疾患のある人が併用すると冠不全のリスクが増大するおそれがあるので、併用する場合には慎重に使用してください。

・強心配糖体製剤(ジゴキシン、ジギトキシンなど): 甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では上昇するとの報告があるため、甲状腺機能亢進状態では通常より多量の、甲状腺機能低下状態では通常より少量の強心配糖体製剤の使用を必要とすることがあります。併用する場合には強心配糖体製剤の血中濃度をモニターするなどの慎重に使用してください。

・血糖降下剤(インスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤など): 血糖降下剤を使用している人では、チロノーム125mcgを使用すると血糖コントロールの条件が変わることがあるので、併用する場合には血糖値などの状態を充分観察しながら両剤の用量を調節するなど慎重に使用してください。

・コレスチラミン、コレスチミド、鉄剤、アルミニウム含有制酸剤、炭酸カルシウム、炭酸ランタン水和物、セベラマー塩酸塩: 同時使用によりチロノーム125mcgの吸収が遅延または減少することがあるので、併用する場合にはチロノーム125mcgとの使用間隔をできる限りあけるなど慎重に使用してください。

・フェニトイン製剤: フェニトインはチロノーム125mcgの血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合にはチロノーム125mcgを増量するなど慎重に使用してください。


医師の診察を受けてください。
気付いたときにすぐに使用してください。
次回の使用時間が近い場合は、使用し忘れた分は飛ばして、次回分から使用してください。
2回分を1回に使用することは絶対におやめください。

チロノーム125mcgを服用した場合、以下の副作用が起こることがあります。


●主な副作用

過敏症状、肝機能検査値異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇など)、心悸亢進、脈拍増加、不整脈、頭痛、めまい、不眠、振戦、神経過敏・興奮・不安感・躁うつなどの精神症状、嘔吐、下痢、食欲不振、筋肉痛、月経異常、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅、発汗、発熱、倦怠感


●極稀に起こる重篤な副作用

狭心症、肝機能異常、黄だん、副腎クリーゼ、晩期循環不全、ショック、うっ血性心不全


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