以下の場合は、ウディリブ150mgを絶対に使用しないでください。
・有効成分のウルソジオールをはじめとしたウディリブ150mgの成分に過敏症反応のある人
・石灰化されたコレステロール結石、X線非透過性胆石、放射線透過性胆汁色素結石の人: 有効成分のウルソジオールには、これらの結石を溶解する作用はないとされています。
・継続的な急性胆のう炎、胆道炎、胆管閉塞、胆石性すい炎、胆汁‐消化管ろう孔など胆のう切除が必要とされている人
【慎重服用】
・重篤な肝機能、または腎機能に障害のある人
【重要な基本的注意】
胆汁酸の成分であるリトコール酸は肝毒性のある代謝物です。このリトコール酸は消化管でウルソジオールからも生合成されることが知られていますが、その生合成は偶発的で、ケノジオールによって生じるものよりも少ないとされています。また通常は肝臓での硫黄化によって解毒されますが、稀に、先天性、あるいは後天性の体内硫黄塩欠乏症の人において、解毒作用が正常に機能せず、リトコール酸による肝機能障害が引き起こされることがあるとされています。
ウディリブ150mgと肝酵素の異常との間に関連性は認められず、逆にウディリブ150mgには肝疾患における肝酵素の量を減らす作用があるとされています。しかし、ウディリブ150mgによる治療の開始前、および必要に応じてSGOT(AST)とSGPT(ALT)量を測定する必要があります。
【その他の注意】
ウディリブ150mgの使用による、車の運転や機械の操作における影響は報告されていません。しかし、使用による影響の有無が定かでない場合に、これらの注意力が求められる業務へ携わることは、極力避けるべきであるとされています。
小児に対する安全性は確立されていません。
高齢者におけるウディリブ150mgの薬理動態と、ほかの年齢層のものとに大差は見られませんが、実際の使用においては容体を観察しながら使用量を調節することが推奨されています。
妊娠中、授乳中の女性における安全性は確認されていません。
処方されたとおりの用途でのみ使用し、他人と共用することはしないでください。
ほかの疾患で医療機関にかかる場合には、医師や薬剤師にウディリブ150mgの使用を報告してください。
子供の手の届かない涼しい場所で保管してください。
使用期限を超過しているものや、外装に損傷の見られるものの使用はしないでください。