【禁忌】
・完全胆道閉塞のある人: 利胆作用があるため、症状が増悪するおそれがあります。
・劇症肝炎の人: 症状が増悪するおそれがあります。
【慎重服用】
・重篤な膵疾患のある人: 原疾患が悪化するおそれがあります。
・消化性潰瘍のある人: 粘膜刺激作用があるため、症状が増悪するおそれがあります。
・胆管に胆石のある人: 利胆作用があるため、胆汁うっ滞を惹起するおそれがあります。
【効能・効果に関連する使用上の注意】
原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善:
・硬変期で高度の黄だんのある人
が使用する場合は、症状が悪化するおそれがあるので慎重に使用してください。血清ビリルビン値の上昇などがみられた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行なってください。
C
型慢性肝疾患における肝機能の改善:
・C型慢性肝疾患においては、まずウイルス排除療法を考慮することが望ましいとされています。ウディリブ150mgにはウイルス排除作用はなく、現時点ではC型慢性疾患の長期予後に対する肝機能改善の影響は明らかではないため、ウイルス排除のためのインターフェロン治療無効例もしくはインターフェロン治療が適用できない人に対して使用を考慮してください。
・非代償性肝硬変の人に対する有効性および安全性は確立していません。高度の黄だんのある人が使用する場合は、症状が悪化するおそれがあるので慎重に使用してください。血清ビリルビン値の上昇などがみられた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行なってください。
【高齢者】
・一般に高齢者では生理機能が低下しているので、用量に注意して使用してください。
【妊婦、産婦、授乳婦など】
・妊婦または妊娠している人は使用しないことが望ましいとされています。