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2011-09-22

ソース(記事原文):マクリーンズ

親しい人が飲み過ぎるなら・・・

かつてアルコール依存症であった1組のカップルが、AA(アルコール中毒者更生会)に代わる対処法のヒントを提供する。

マクリーンズ (2011年9月22日) ― ジュリア・マキネル(Julia McKinnell)著

飲酒問題は時に手が付けられなくなるほど大きくなり、飲酒者の配偶者は密かに相手が死んでくれたらと思い始める。「大量飲酒から抜け出せるよう手助けしよう:問題飲酒者と人生を乗り越える方法[直訳]」(Help Them Beat The Booze: How to Survive Life with a Problem Drinker)の著者ヘレン(Helen)&エドムンド・ティルバット(Edmund Tirbutt)夫妻は、こうした感情を理解しており「こういった考えを持ったとしても罪悪感を覚える必要はない。同様の状況に置かれた人ではよく見られることだからである。簡単なことではないと理解している。私たちも通ってきた道なので」と述べている。

エドムンド・ティルバット氏は24年前に飲酒を止めた。ヘレン氏は5年前に禁酒した。「アルコール依存症よりも、『飲酒問題』を抱える人について話すのが好ましい。曖昧さが回避できると思うからである」と同氏らは書いている。「アルコール依存症という用語は、自分の飲酒に目を背けている人に、都合のよい責任放棄を可能にするものである。これは現実に公園のベンチで寝泊りでもしてない限り、自分たちはアルコール依存症でないという理由を必ず思いつくからである」

英国ケント州の自宅にてヘレン・ティルバット氏は、夫妻でこの本を書くことになった経緯をマクリーンズ誌との電話インタビューで語った。アルコール依存症の知人が若くして亡くなったことに言及し、「皮肉だが、エドムンドに飲酒問題があったにもかかわらず、どうやって友人を助けたらいいのか全く分からなかった」と同氏は述べた。「私たちはAAプログラムについて理解していなかったし、禁断症状についても理解していなかった。どこに助けを求めていいか分からなかった。家庭医でも助けられないことが多い」

ヘレン氏の1つ目の助言は「この問題に十分に精通すること」 である。本の中で「実際、最近利用できるものに重要な新規治療となりうるものがいくつかあるが、そのことを一般の家庭医から耳にする可能性は低い。同様に、AAに出席しても聞かされる可能性はほぼない」と書いている。

例えば、問題飲酒に対する治療として2つの新薬が処方されている。「最近の画期的開発はバクロフェンという薬が実現したことであり、身体的依存を有する飲酒者の渇望および依存症の両方を治癒することができる。深刻な飲酒問題を抱えたフランス系アメリカ人の心臓病専門医オイビエ・エイメイセン(Olivier Ameisen)教授によって、アルコール依存症に対する治療としてバクロフェンが発見された。

ヘレン氏のアドバイスは、「AAやリハビリで効果がない場合には、問題を抱える人に対し『あなたがいい人であるは知っている。ここ数年間かなり具合が悪いことも分かっている。新しく利用できる治療法があるので、医師の診察を受けバクロフェンを処方してもらってほしいの。この新しい治療を試してみると決めたなら、あなたをサポートし続けるつもりよ』と交渉してみる」ということである。

別の処方薬で、大量飲酒者の飲酒を抑えるのに役立つと言われている「アヘン拮抗薬」タイプのものにナルトレキソンがある。文中ではパトリシア・ホジソン(Patricia Hodgson)氏43歳の実例を引用しており、「今では自己制御の訓練をしなくても、ほどほどにしか飲まなくなっている。彼女は飲酒の1時間前にナルトレキソンを服用するだけで、ワイン2杯までしか欲しがらない」としている (トロントの依存症・精神的健康センター[Centre for Addiction and Mental Health]の広報担当者によれば、バクロフェンとナルトレキソンは両方とも「かなり広範に」使用されているという。バクロフェンはアルコール依存症には適応外となっているので、カナダの家庭医らが同剤を処方する可能性は低いかもしれない)。

ホジソン氏は「飲酒を続けているからというだけで、一般の人は偏見の目でみないようにして欲しい」とティルバット氏に話した。また、ナルトレキソンのおかげで「本当に命拾いした。普通だと感じたり、人と付き合ったり、食事と一緒に少しお酒を飲んだりするようになりたくてしかたなかった」と続けた。

「飲酒問題」に目を背けている人の場合には、批判するのではなく、そうした不品行でどれほど個人的に深く心に影響を受けたかを告げてみよう、とティルバット氏は書いている。「夜中の2時に起こされて、言い争いになったことを覚えているかどうか尋ねてみるのもいい。行動や、個人的にどのような影響を受けたかに焦点を当てる限り、相手に議論する余地はない」

最後に、飲酒者にアルコールへの身体的依存がみられる場合は、「徐々にアルコールを止めさることが必須である」と同氏らは記している。「いったん身体的依存の段階に達すると、突然の禁酒は記憶障害や脳損傷につながる可能性があるので行うべきではない」


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