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2013-02-22
ソース(記事原文):ニュース10
母乳産生量を増やすために母親が薬剤に頼る傾向が増加
ニュース10(2013年2月22日)― サクラメント(カリフォルニア州)
最もよく処方される薬剤にはドンペリドンとレグラン(Reglan)の2種類がある。両剤とも胃腸障害に役立つよう開発されたものであるが、女性の母乳産生を刺激する主なホルモンであるプロラクチンの濃度を上昇させるという副作用を伴うことから、この副作用を目的として服用されている。
マーシー病院(Mercy Hospital)のルース・ハスキンズ(Ruth Haskins)医師は「これらの薬剤が考案・開発・製造された理由とは全く異なることが目的とされた」と説明した。
ヘザー・シュミット(Heather Schmid)さんは、娘ジュリア(Julia)ちゃんを7週早く出産しており「母親として当然求められることなので、もどかしい」と語った。
ヘザーさんはプロラクチン値の上昇を促すためにドンペリドンを服用した。薬は効果があり、自分がごく普通だと感じられる一助になったという。
「即効性があり、『良い母親になっている』という気がした」としている。
ハスキンズ医師によれば、母親へのドンペリドン投与は副作用があったとしても極めて少ない一方、レグラン(メトクロプラミド)は血液脳関門を通過して回復不能な顔面痙攣を引き起こすことがあるほか、不安や鎮静、場合によっては重度抑うつに関連している。
同氏は「安静時の母親に、鎮静作用を起こす薬を投与するのは、最悪な事態を招く行為である」と語った。
加えて、レグランは乳児にも移行する。医薬品の添付文書において授乳中の母親に以下の注意が促されている:レグランは「人乳中に排出される」ため、母乳育児中の場合は「注意が必要である」。
同氏によれば、こうした警告にもかかわらず、本剤は依然として処方されている。
「私たちは患者にとって何がベストかに応じて選択的に処方している」とも述べている。
サクラメントにある助産師&バースセンター(Mid-Wife and Birth Center)所有者ルース・カミングズ(Ruth Cummings)氏は、母親らがレグラン服用後にうつ病や頭痛などの症状を呈し、悪影響を受けたのを直接見ているとしている。
同氏は「私が誰かにレグランを処方することはぜったいにない」と語った。
搾乳からハーブサプリメント服用まで全て試みても授乳できない場合には、ドンペリドンが望ましいとも述べた。
同氏は「女性に副作用を与えるものと、与えないものを投与する選択権を有するならば、私は副作用のないもの選ぶ。理由は母親であること以外に何も必要ないからである」と説明している。
いかなる薬剤でも服用の前に担当医に相談することが重要である。
カリフォルニア州医事局(California Medical Board)と米国食品医薬品局(FDA)は、患者にリスクや警告を説明している限り、医師が副作用目的で薬剤を処方するのは合法であるとしている。
ニュース10(News10)は製造元のレグラン社と何度も連絡を取ろうとしたが、今のところ電子メールによる返信はない。
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