以下の場合、ロコイド・リポクリーム0.1%を絶対に使用しないでください。
・細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、および動物性皮膚疾患(疥癬、毛じらみなど)のある人: 感染症および動物性皮膚疾患症状を悪化させることがあります。
・ロコイド・リポクリーム0.1%の成分に対して過敏症の既往歴のある人
・鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎: 穿孔部位の治癒が遅れるおそれがあります。また感染のおそれがあります。
・潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある人: 皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがあります。また感染のおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則としますが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行なうか、またはこれらとの併用を考慮してください。
・大量または長期にわたる広範囲の使用(特に密封法)により、副腎皮質ステロイド剤を全身的使用した場合と同様な症状が現われることがあります。
・ロコイド・リポクリーム0.1%の使用により症状の改善がみられない場合、または症状の悪化が現われた場合は使用を中止してください。
・症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止してください。
【使用上の注意】
・眼科用として角膜、結膜には使用しないでください。
・化粧下、ひげそり後などに使用しないでください。
一般に高齢者では副作用が現れやすいので、大量または長期にわたる広範囲の密封法(ODT)などの使用に際しては特に注意してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は、大量または長期にわたる広範囲の使用は避けてください。
長期・大量使用または密封法により発育症がをきたすおそれがあり、またおむつは密封法と同様の作用があるので、小児などに使用する場合は注意してください。