以下の場合、シプラクチン4mgを絶対に服用しないでください。
・緑内障のある人: 抗コリン作用により眼内圧が亢進し、症状を悪化させるおそれがあります。
・狭窄性胃潰瘍のる人: 抗コリン作用により胃内容の停留、幽門十二指腸部の膨満が起こり、症状を悪化させるおそれがあります。
・幽門十二指腸閉塞のある人: 抗コリン作用により胃内容の停留、幽門十二指腸部の膨満が起こり、症状を悪化させるおそれがあります。
・前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患のある人: 抗コリン作用により尿閉を悪化させるおそれがあります。
・気管支喘息の急性発作時の人: 抗コリン作用により喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり、喘息を悪化させるおそれがあります。
・新生児・低出生体重児: 安全性は確立されていません。また新生児が服用し、無呼吸、チアノーゼ、呼吸困難を起こしたとの報告があります。
さらに乳・幼児において副作用が強く現われるおそれがあるので、年齢および体重を充分考慮し、用量を調節するなど慎重に服用してください。
抗ヒスタミン剤の過量服用により、特に乳・幼児において幻覚、中枢神経抑制、けいれん、呼吸停止、心停止を起こし、死に至ることがあります。
・老齢の衰弱した人: 安全性が確立していません。また一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど慎重に服用してください。
・シプラクチン4mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
以下の場合、シプラクチン4mgを慎重に服用してください。
・気管支喘息またはその既往歴のある人: 抗コリン作用により、喀痰の粘稠化・去痰困難を起こすことがあり、喘息を悪化または再発を起こすおそれがあります。
・眼内圧亢進のある人
・甲状腺機能亢進症のある人
・心血管障害のある人
・高血圧症のある人
重要な基本的注意
眠気を催すことがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないように充分注意してください。