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2014-01-03

ソース(記事原文):ライブサイエンス

ガバペンチンとは具体的にどのような薬剤なのか?

ライブサイエンス(2014年1月3日) ― LiveScience寄稿者イレーヌ・ホム(Elaine J. Hom)

ガバペンチン(別名ニューロンチン)は、鎮痛作用のある抗けいれん薬であり、カプセル剤、錠剤、経口液として販売されている。用途は幅広く、てんかん患者における特定タイプのてんかん発作の抑制や、ヘルペス後神経痛(PHN)やレストレスレッグス症候群(ムズムズ脚症候群)の治療に用いられる。

てんかん発作の治療時、ガバペンチンは、脳の異常活動、特に興奮を抑える働きをする。帯状疱疹発症後の長引く痛み(すなわちヘルペス後神経痛)を治療する場合には、ガバペンチンは体の痛みを感じる仕組みを変化させて、診断後数年間持続する灼熱痛・うずく痛み・刺痛を軽減させる。一方、レストレスレッグス症候群の治療における作用機序については正確に分かっていない。

また、ガバペンチンは、糖尿病とそれに続く神経障害によるしびれまたは疼痛を呈する糖尿病性神経障害の罹患者において鎮痛剤として用いられている。この他にも、閉経期女性あるいは乳癌治療を受けた女性においてほてりを軽減させるほか、アルコール依存症に苦しむ人における有効な治療薬としても証明されている。最近の研究で、高用量ガバペンチンを投与された患者は、完全に禁酒する傾向が4倍高まり、大量飲酒を控える傾向が2倍高まることが示された。また、本剤はアルコール依存症の睡眠改善と気分向上を促すことが示された唯一の薬剤でもある。

投与量

ガバペンチンはその性質上、1日を通して一定の時間間隔で服用することが推奨される。医療情報提供サイト「メドライン・プラス(Medline Plus)」では、服用間隔は12時間以上空けないよう推奨している。ただし、ガバペンチン徐放錠は、1日1回午後5時に食間に服用すべきである。医師の指示がない限り、徐放錠をカプセル剤の代わりに使用しないようにメドライン・プラスでは注意を促している。

てんかん発作またはヘルペス後神経痛の治療に用いる場合、低用量で開始し、病状治療に必要があれば適宜増量する。復員軍人援護局の薬剤師は、300mg/日で開始し、最高3600mg/日まで一定のスケジュールで増量することを推奨している。指示通りに服用し続け、突然中止しないことが重要であるという。てんかん発作に対してガバペンチンを服用している患者は、急に服用中止すると、てんかん発作を起こすことがある。てんかんのない患者であっても、急な服用中止は禁断症状を招くことがある。また、服用中止は、見当識障害、頻拍症、敵意、腹部疾患の原因となる。

他方、コカインまたはアルコール中毒を克服するために独自で服薬管理しようとする人がおり、最終的には不安軽減のためにガバペンチンを服用し、高揚状態に陥る。あらゆる薬剤と同様に、これらの薬剤もまた、耐性が現れると、中毒者は用量を一段と増やしていくことを余儀なくされるので、医療専門家以外には投薬管理を任せることはできない。ごく稀だが過量投与が起きた場合には、眠気、運動失調、吐き気、嘔吐, 頻拍症、低血圧を生じることがある。

制酸薬や鎮痛剤などの一部の薬剤は、薬物相互作用を引き起こすことがある。制酸薬、ヒドロコドン、モルヒネ、ナプロキセン、フェルバメート、またはフェニトインを服用している人は、そのことを医師に告げるよう復員軍人援護局では勧めている。制酸薬服用後はガバペンチンの有効性を弱めないために、2時間以上空けてからガバペンチンを服用する必要がある。

副作用

ガバペンチンには複数の副作用が伴う。メドライン・プラスによれば、ガバペンチンの服用で、眠気が生じたり、不器用になったりすることがある。また、眩暈、頭痛、抑えられない身震い、視力障害、記憶障害、吐き気、嘔吐、下痢、体重増加、関節腫脹を生じることもある。さらに、自殺念慮などの精神的健康の変化の原因にもなる。メドライン・プラスの推奨によると、発疹、そう痒、顔の腫れ、呼吸困難、てんかん発作に苦しんでいる人は、医師を変えることが望ましい。

米国食品医薬品局(FDA)によれば、3~12歳の小児におけるガバペンチン使用は、精神医学的な有害事象の原因となる。小児は、問題行動、敵意、集中力の欠如、運動亢進を生じることがある。

イヌおよびネコに対するガバペンチン

イヌやネコにおいて、ガバペンチンは慢性痛の治療に用いられており、一般にNSAID(非ステロイド性抗炎症薬)のような他の鎮痛薬と併用される。また、てんかんのあるイヌやネコにも使用されるほか、低酸素性虚血性脳症に起因するてんかん発作を起こし得るウマにも用いられる。副作用には鎮静や運動失調などがある。ペットに関しては、肝臓または腎機能低下がみられる動物へのガバペンチン使用は慎重にすべきである。人間の場合と同じく、投薬は突然中止してはならない。


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