以下の場合、カタフラム50mgを絶対に服用しないでください。
・カタフラム50mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・アスピリンまたはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)使用後にぜん息、じんましん、アレルギーを起こしたことのある人: このような人においてNSAIDsに対して、時には死に至る重篤なアナフィラキシー様症状が発現したとの報告があります。
・冠動脈バイパス・グラスト(CABG)手術前後の痛みの治療
【慎重服用】
・心臓発作、脳卒中、血栓の既往歴のある人
・心臓障害、うっ血性心不全、高血圧の人
・胃潰瘍、胃出血の既往歴のある人
・肝臓、腎臓に障害のある人
・ぜん息の人
・鼻にポリープのある人
・出血障害、血液凝固障害の人
・喫煙者
【服用上の注意】
・特に長期服用において、心臓発作、脳卒中など命に関わる心臓や循環器の問題が起こるおそれがあります。カタフラム50mgは、冠動脈バイパス・グラスト(CABG)手術前後には絶対に服用しないでください。
・服用中に胸痛、虚弱、息切れ、ろれつが回らなくなる、視覚や平衡感覚に問題が起こった場合は、ただちに医師の診断を受けてください。
・服用により、胃腸に出血、穿孔などを引き起こすおそれがあります。これらの症状は時として致命的で、高齢者に特に多くみられます。
・服用中に黒い便、血便、タール状便、コーヒーのような喀血や嘔吐など胃出血の症状がみられた場合はただちに医師の診断を受けてください。
・服用により剥脱性皮膚炎、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮剥離症(TEN)など、深刻な皮膚問題を引き起こす可能性があり、時として死に至る場合もあります。皮膚に異常を感じた場合はただちに服用を中止し、医師の診断を受けてください。
・服用中に体重増加、むくみなどの症状が現れた場合は、ただちに医師の診断を受けてください。
・服用中に吐き気、疲労感、昏睡、そう痒、黄だん、右上腹部の圧痛、風邪様症状など肝毒性の兆候が現れた場合は、ただちに服用を中止し、医師の診断を受けてください。
・服用中に呼吸困難、顔やのどのむくみなどの過敏症反応の兆候が現れた場合は、ただちに服用を中止し、医師の診断を受けてください。
・服用中に風邪薬、アレルギー薬、痛み止めなどを使用する場合は、事前に医師または薬剤師に相談してください。ジクロフェナクに似た成分が含まれた薬剤は数多くあり、併用により類似成分摂取過剰になることがあります。特にアスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセンには注意してください。
・胃出血を引き起こすおそれがあるため、服用中はアルコールの摂取は控えてください。
・服用により眠気やめまいを引き起こすおそれがあるため、服用中は自動車の運転など危険を伴う機械操作には従事しないようにしてください。
・服用中は太陽光線に対して過敏になるおそれがあるので、日焼け、日焼けランプなど、過剰な太陽光線の照射は避け、外出の際は日焼け止めの使用や長袖などを着用するようにしてください。
妊婦または妊娠の可能性のある人は服用しないでください。
授乳中の人の服用に関する安全性は確立していません。