以下の場合、アロー・ブリモニジン点眼薬0.2%を絶対に使用しないでください。
・アロー・ブリモニジン点眼薬0.2%の成分に対し過敏症の既往歴のある人
・低出生体重児、新生児、乳児または2歳未満の幼児
・授乳中の人
・モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO)、抗うつ剤を使用中の人
【慎重使用】
・脳血管障害、起立性低血圧のある人: 血圧低下により、症状が悪化するおそれがあります。
・心血管系疾患のある人: 血圧および脈拍数の変動により、症状が悪化するおそれがあります。
・肝疾患、腎疾患のある人
【重要な基本的注意】
・全身的に吸収されるため、アドレナリンα2受容体作動薬の全身使用時と同様の副作用(眠気、めまい、徐脈、低血圧など)が現れることがあるので留意してください。
・眠気、めまい霧視を起こすことがあるので、アロー・ブリモニジン点眼薬0.2%使用中は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事する場合は注意してください。
・使用中は必要に応じて眼圧検査を受け、アロー・ブリモニジン点眼薬0.2%の効果を確認してください。
・指示があるまではアロー・ブリモニジン点眼薬0.2%の使用を中止しないでください。
【適用上の注意】
・以下の点の注意してください。
1.点眼に際して、原則として仰向けの状態になり、患眼を開瞼し結膜嚢内に点眼し、1-5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫した後、開瞼してください。
2.点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意してください。
3.ほかの点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にも使用してください。
授乳中の人は使用を避け、やむを得ず使用する場合には授乳を中止してください。
低出生体重児、新生児、乳児または小児に対する安全性は確立していません。
外国での市販後において、乳児に無呼吸、徐脈、昏睡、低血圧、低体温、筋緊張低下、嗜眠、蒼白、呼吸抑制および傾眠が現れたとの報告があるため、低出生体重児、新生児、乳児または2歳未満の幼児には使用しないでください。