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2014-08-19
ソース(記事原文):NICE
NICEが骨髄異形成症候群へのレナリドミド使用推奨の案を出す
NICE(2014年8月19日) ― NICEは骨髄異形成症候群の治療選択肢として、レナリドミド(レブラミド、セルジーン社)を推奨するガイダンス(最終案)を出した。
骨髄異形成症候群(MDS)とはさまざまな骨髄障害をひとまとめにしたものであり、骨髄の機能障害による1種類以上の血液細胞の産生低下を特徴とし、英国では毎年およそ2千人が診断されている。MDSから貧血になったり、出血や感染のリスクが高まるだけでなく、急性骨髄性白血病(AML)など命に関わる病気に至ることもある。
今回の判断の対象とされているのは、5番染色体長腕の単独欠損という染色体異常を特徴とする、MDS患者を治療する際のレナリドミド使用についてである。現在、この特定タイプのMDS患者の主な治療選択肢は緩和維持療法であり、定期的な輸血などがある。
アンドリュー・ディロン卿(Sir Andrew Dillon)NICEチーフ・エグゼクティブはガイダンス最終案へのコメントで、「委員会が臨床専門家らにヒアリングしたところ、レナリドミドは有効な治療だという。この薬を販売するセルジーン社は、このタイプの患者たちへの使用を推奨できるよう我々に協力して十分な証拠を提示してくれた」と語った。
「レナリドミドの費用削減の案に関して、同社は修正解析と追加情報をNHSに提供してくれた(患者アクセス保障)」。
レナリドミド治療はおよそ1カ月を1サイクルとし、セルジーン社の患者アクセス保障では治療費を26サイクルまでNHSが負担することになっている。26サイクルを超えて治療する患者には、同社が無料でレナリドミドを提供する。
このガイダンス案は現在、異議を唱えることができる有識者らのところにある。NICEが最終版のガイダンスを出すまで、特定の治療の費用負担についての判断はNHSの各機関が地域で行うべきである。
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