リアクチン-100 SRを服用の際は、以下について充分ご注意ください。
ジクロフェナクナトリウム製剤を服用後にライ症候群を発症したとの報告があります。またサリチル酸系医薬品とライ症候群との関連性を示す海外の疫学調査報告があります。小児のウイルス性疾患の患者にリアクチン-100 SRを服用させないことを原則としますが、万一服用させる場合は症状に充分注意してください。
リアクチン-100 SRによる治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意してください。
症状や副作用に発現に充分留意してください。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却などが現れることがあるので、特に高熱を伴う小児および高齢者、消耗性疾患のある人については、服用後の状態に充分注意してください。
重篤な肝障害が現れることがあります。連用する場合は定期的に肝機能検査を受けることが望ましいとされています。また肝障害に先行して、あるいは同時に急激な意識障害が現れることがあります。
関節リウマチ、変形性関節症などの慢性疾患に対してリアクチン-100 SRを服用する場合は、次の点を考慮してください。
・長期服用する場合は、定期的に尿検査、血液検査、肝機能検査などの臨床検査を受けてください。
・薬物療法以外の療法も考慮してください。
急性疾患に対してボルタリンを服用する場合は、次の点を考慮してください。
・急性炎症、疼痛、発熱の程度を顧慮して服用してください。
・原則として同一薬剤の服用は避けてください。
・原因療法がある場合は、そちらを優先してください。
感染症を不顕性化するおそれがありますので、感染による炎症に対してリアクチン-100 SRを服用する場合は、適切な抗菌剤を併用し、症状に充分注意してください。
ほかの消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けてください。
リアクチン-100 SR服用中は、眠気、めまい、霧視などの症状が現れることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械操作をする際は、充分に注意してください。
高齢者: 副作用が出やすいため、少量から服用を開始するなど、症状に充分ご注意ください。
妊婦、産婦、授乳婦: 妊婦または妊娠している可能性がある場合は服用しないでください。
またリアクチン-100 SRの成分が母乳に移行することが報告されているので、服用中の授乳は避けてください。