以下の場合、メタミド10mgを絶対に服用しないでください。
・メタミド10mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・褐色細胞腫の疑いのある人: 急激な昇圧発作を起こすおそれがあります。
・消化管に出血、穿孔または器質的閉塞のある人: 塩酸メトクロプラミドには消化管運動の亢進作用があるため、症状を悪化させるおそれがあります。
【慎重服用】
・小児
・高齢者
・腎障害のある人: 高い血中濃度が持続するおそれがあります。
・脱水、栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人: 悪性症候群が起こりやすいとされています。
【重要な基本的注意】
・メタミド10mgの服用により、内分泌機能異常(プロラクチン値上昇)、錐体外路症状などの副作用が現れることがあるので、メタミド10mgの服用に際しては、有効性と安全性を充分考慮のうえ服用してください。
・眠気、めまいが現れることがあるので、メタミド10mgの服用中は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないようにしてください。
・制吐作用を有するため、ほかの薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍などによる嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意してください。
メタミド10mgは主として腎臓から排泄されますが、高齢者では腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、副作用(錐体外路症状など)の発現に注意し、用量並びに服用間隔に留意するなど慎重に服用してください。
婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
授乳中の人の服用は避けることが望ましいとされていますが、やむを得ず服用する場合は授乳を避けてください。
小児などは錐体外路症状が発現しやすいため、過量服用にならないように注意してください。特に脱水状態、発熱時などには注意してください。