以下の場合、プロチアデン25mgを絶対に服用しないでください。
・てんかんの人: プロチアデン25mg服用により発作閾値が低下するおそれがあります。
・三環系抗うつ薬を服用中の人、モノアミン酸化酵素阻害薬による治療が14日以内の人: 脳の興奮に続き、昏睡および異常高熱を引き起こすおそれがあります。
・心筋梗塞からの回復期の人: 伝導欠損や難治性不整脈を引き起こすことがあります。
・肝不全の人
・ドチエピンの成分に対して過敏症の既往歴のある人
プロチアデン25mgを服用する場合、以下に充分に注意してください。
・電気ショック療法: プロチアデン25mgがけいれん閾値を低下させるため、電気ショック療法の危険性が増すおそれがあります。
・待機手術: 三環系抗うつ薬治療中の人で麻酔を受ける場合、不整脈や低血圧を引き起こすリスクが増加するため、手術前は服用を避けてください。
・重度のうつ症状: 重度のうつ症状の人では、プロチアデン25mg服用により自殺企図の可能性があるため、早期治療の間は厳格な指示が必要とされます。
・モノアミン酸化酵素阻害薬: ドチエピンとの併用およびモノアミン酸化酵素阻害薬治療14日以内の人は絶対に服用しないでください。
モノアミン酸化酵素阻害薬の服用中止後に少量から服用を開始して、通常の服用量に徐々に増量していってください。
・心疾患の人: プロチアデン25mgが伝導欠損や不整脈を引き起こすおそれがあります。
・甲状腺機能亢進症の人、または甲状腺ホルモンによる治療中の人: プロチアデン25mgが心不整脈や伝導欠損を引き起こすおそれがあります。
・緑内障、前立腺肥大、尿閉および抗コリン薬治療を受けている人: ドチエピンには抗コリン作用があるため、緑内障、前立腺肥大、尿閉を悪化させ、また抗コリン作用を増強する可能性があります。
・交感神経刺激薬との併用療法: 三環系抗うつ薬は、交感神経刺激薬の効果と危険な相乗効果を引き起こす可能性があることが報告されています。
また潜在的な統合失調症がドチエピンにより引き起こされるおそれがあります。
さらに三環系抗うつ薬の服用中は、そう病や偏執性妄想を含む精神病的発現が大きくなるおそれがあります。
・腎臓障害、肝臓障害: 血液毒性値が上がることがあります。
・眼科検診: 動物実験において、ドチエピンまたは目の色素性部分の代謝体が蓄積するおそれがあるため、長期治療におよぶ場合は視力や色覚検査などの眼科検診を定期的に行なってください。
・機械操作: 服用中は注意力が低下することがあるので、自動車の運転を含む危険を伴う機械操作には充分に注意してください。
妊娠中の人が服用する場合は、治療の有益性が危険性を上回る場合に限り慎重に服用してください。
乳汁中への移行が確認されているため、授乳中の人が服用する場合は授乳を中止してください。