【警告】
前兆のない突発的睡眠および傾眠などがみられることがあり、また突発的睡眠などによって自動車事故を起こした例が報告されています。
プラミペックス1mgを服用中は、自動車の運転、機械の操作、高所作業など危険を伴う作業には従事しないように注意してください。
・以下の場合、プラミペックス1mgを絶対に服用しないでください。
妊娠または妊娠している可能性のある人: 動物を用いた生殖発生毒性事件で、妊娠率の低下、生存胎児数の減少および出生児体重の低下が認められています。
プラミペックス1mgの成分に対して過敏症の既往歴のある人
・以下の場合、プラミペックス1mgを慎重に服用してください。
幻覚、妄想などの精神症状またはそれらの既往歴のある人: 症状が増悪または発現しやすくなることがあります。
腎機能障害のある人: 副作用が発現しやすくなるおそれがあります。またプラミペックス1mgは主に尿中に未変化体として排泄されます。
重篤な心疾患またはそれらの既往歴のある人: 副作用が発現しやすくなるおそれがあります。
低血圧症の人: 症状が悪化することがあります。
高齢者: パーキンソン病患者を対象とした臨床試験において、65歳以上の高齢者は非高齢者に比べて幻覚などの精神症状の発現率が高い傾向が認められています。
・重要な基本的注意事項として以下のものがあります。
特に服用初期には、めまい、立ちくらみ、ふらつきなどの起立性低血圧にもとづく症状が見られることがあるため、プラミペックス1mgの服用は少量から開始してください。
臨床試験において、プラミペックス1mgをほかの抗パーキンソン剤(レボドパ、抗コリン剤、アマンタジン塩酸塩、ドロキシドパ)と併用した場合、ジスキネジア、幻覚、錯乱などの副作用が発現しやすいことが認められています。
パーキンソン病の人は、プラミペックス1mgの急激な減量または中止により、悪性症候群を誘発することがあります。
レボドパまたはドパミン受容体作動薬を投与されたパーキンソン病の人は、病的賭博(個人的生活の崩壊などの社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進などの衝動制御障害が報告されています。
・その他の注意事項には以下のものがあります。
レストレスレッグス症候群の人において、プラミペックス1mgを含めたドパミン受容体作動薬の服用により、夜間の症状発現が2時間以上早まる、症状の増悪、ほかの四肢への症状拡大が認められることがあります。
プロラクチン分泌の抑制、乳汁分泌抑制の可能性、また動物実験で乳汁中へプラミペックス1mgの成分が移行することが認められているため、授乳中の人の服用は避け、やむを得ず服用する場合には服用を中止してください。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。