以下の場合、ハイプロン-10を絶対に服用しないでください。
・ハイプロン-10の成分に対して過敏症の既往歴のある人
・睡眠時無呼吸症の人
・肝臓に重篤な疾患のある人
・重症筋無力症の人
・重篤な呼吸疾患または胸部に重篤な問題のある人
【慎重服用】
・ハイプロン-10の服用中は、アルコールを絶対に摂取しないでください。アルコールが睡眠作用を増大させる可能性があります。
・過去に麻薬やアルコールに依存したことのある人は、特に慎重に服用してください。
・ハイプロン-10を含む、睡眠を誘引する薬を服用中の人は、それらに依存する可能性があります。
・必要以上にハイプロン-10やほかの睡眠薬を服用しないでください。
・睡眠薬を服用する際に、一時的な記憶喪失や協調欠如が起こる可能性があります。
この状態は、ハイプロン-10服用後少なくとも4時間行動しないことで避けることができます。
脂肪分の多い食事の後の服用は、ハイプロン-10の吸収を阻害し、効果を弱めます。
また大量の食事を摂取した後の服用は、ハイプロン-10の効果出現が遅くなることがあります。
安全性が確立していないため、妊娠中または妊娠している可能性のある人は、ハイプロン-10を服用しないでください。
安全性が確立していないため、授乳中の人は、ハイプロン-10を服用しないでください。
途中で服用を中止した場合、睡眠障害、気分の変化、不安感、情動不安などの症状が再び現われる可能性があります。
ほかの睡眠薬・鎮痛薬と同様に、ハイプロン-10を服用した場合、うつ病の人では自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、ハイプロン-10の服用にあたってはリスクとベネフィットを考慮してください。
旅行中、特に飛行機でハイプロン-10を服用しないでください。
通常、ハイプロン-10の効力が切れる前に目覚める必要があり、服用後4時間以上の睡眠が取れない場合は物忘れなどの症状が出現することがあります(旅行者健忘症)。