以下の場合、ニモディップ30mgを絶対に服用しないでください。
・ニモディップ30mgの成分に対して過敏症の既往歴のある人
・心筋梗塞、不安定狭心症の治療中または発症から1ヵ月以内の人
・リファンピシン、抗てんかん薬、フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピンを服用中の人: 併用によりニモディップ30mgの効果が著しく低下します。
【慎重服用】
・外傷性くも膜下出血の人: ニモディップ30mgの効果が期待できないおそれがあります。
・脳水腫、重篤な頭蓋内圧のある人: ニモディップ30mgの服用により頭蓋内圧が亢進するとの報告はありませんが、服用する場合または脳組織の水分が亢進した場合には緊密なモニターが必要です。
・低血圧の人
・肝硬変の人: 薬物クリアランスの低下が起こるおそれがあるため、服用中は血圧の緊密な検査をすることが推奨されています。
【重要な服用上の注意】
・ニモジピンはシトクロムP450 3A4システムにより代謝されるため、この代謝システムを阻害または減弱させる薬物はニモジピンの初回通過またはクリアランスを変えるおそれがあります。
・以下のシトクロムP450 3A4システムを阻害する薬物は、ニモジピンの血漿濃度を増加させるおそれがあります。併用する場合は、血圧を注意深く観察し、また必要に応じてニモジピンを減量してください:
-マクロライド系抗生物質(エリスロマイシンなど)
-抗HIVプロテアーゼ阻害薬(リトナビルなど)
-抗うつ薬(ネファゾドン、フルオキセチン)
-キヌプリスチン/ダルホプリスチン
-シメチジン
-バルプロ酸
【その他の注意】
・ニモディップ30mgの服用によりめまいを起こすおそれがあるため、服用中に自動車の運転など危険を伴う操作や、高所での作業を行なう場合は充分に注意してください。
妊婦または妊娠中の人に対する安全性は確立していません。服用の利点が危険性を上回ると判断される場合に限り、服用を検討してください。
授乳中の人は、ニモディップ30mgを服用しないでください。