セレブレックス100mgは世界100カ国以上で発売されている、セレコキシブを有効成分とするCOX-2選択性の非ステロイド性消炎・鎮静剤(NSAID)で、主に関節リウマチ(リューマチ、リュウマチ)や関節・筋肉の炎症(変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎)の消炎と鎮痛に効果を発揮します。
関節リウマチは、自己免疫が主に手足の関節を侵すことで、関節痛や関節の変形が生じる炎症性自己疾患で、初期には「朝のこわばり」と呼ばれる手を握る動作が困難になる硬直状態が現れます。
このこわばりの度合いは日によって異なり、軽い場合は数分で治まる場合もありますが、ひどい場合は何も握る事ができないほどのこわばりが長時間続くため、日常生活に支障をきたす場合もあります。。
また、症状が進行するとそのうちに関節痛が起こるようになり、手の指の関節(特に近位指節間関節)や足の指の関節が侵され、徐々に手首・肘・膝など体の中心に近い大きな関節の痛みを感じるようになります。
関節痛がある場合、その箇所を動かす動作で更に強い痛みを感じるため、自然とその関節を動かさないようになり、それが全身倦怠感や易疲労感へ繋がります。
関節痛が進行すると、関節そのものが変形して関節にある滑膜細胞が増殖し、軟骨が破壊され、骨にはびらんが生じ、最終的には関節構造自体が破壊されて機能しなくなり、骨と骨が直接接した強直という状態に至ります。
それにより炎症自体は治まり、痛みを感じなくなり、スワネック変形あるいはボタン穴変形と呼ばれる典型的な関節リウマチの変形をきたします。
そのほか、強直より頻度は低いとされていますが、関節が破壊されてしまった部位がぶらりぶらりとした状態になることもあり、ムチランス破壊と呼ばれています。
また、そのほかの部位には、眼(シェーグレン症候群)・呼吸器(間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群、リウマチ結節など)・心臓(心臓炎など)・消化管(AAアミロイドーシスなど)、腎臓・皮膚・血液(フェルティ症候群など)に、様々な疾患や合併症を起こす場合もあり全身臓器に障害が及びます。
一般的に、関節リウマチ患者には女性が多いと言われています。