アラナーゼ100mcgと同じ有効成分プロピオン酸ベクロメタゾンを含んだ薬には、様々な形態がありますが、特にこの点鼻薬は鼻粘膜に直接作用するため、全身性の副作用がほとんど無いという特長があります。
アラナーゼ100mcgと同じ有効成分プロピオン酸ベクロメタゾンを含んだ薬として、アルデシンAQネーザル100μg(シェリング・プラウ)、アルデシンAQネーザル(シェリング・プラウ)、ナイスピー点鼻液50μg(大日本住友製薬)、ベクローゼ点鼻液0.1%(日本点眼薬研究所)、エスペタット点鼻液0.1%(陽新堂)、エスペタットAQ点鼻液(陽進堂)、タウナスアクアスプレー点鼻100μg(共和薬工)、ペンブリンAQネーザル100μg(沢井製薬)、ペンブリンAQネーザル(沢井製薬)、ナナドラネーザル(日本化薬)、アルロイヤーネーザル(武田薬品)、タウナスアクアスプレー(興和創薬)、アルベゾン点鼻薬0.1%(大洋薬品工業)などがあります。
一般的に、アレルギー性鼻炎の点鼻薬は、アレルギー反応を抑える抗アレルギー薬、鼻粘膜の拡張した血管を収縮させる事で症状を緩和させる血管収縮薬、アレルギーによる炎症を抑える事で症状を緩和させるステロイド薬、以上の3つに分類されます。
抗アレルギー薬は効果の発現が遅く、安定した効力が得られるまで時間を要するほか、炎症を抑える力が弱く、患者の症状により効果が充分でない場合があります。
また血管収縮薬は、特に鼻づまりに即効性がありますが、効果が持続しないばかりか長期間の使用により薬を服用していない時に鼻づまりの症状が悪化する事があります。
アラナーゼ100mcgの有効成分のプロピオン酸ベクロメタゾンは、ステロイド薬に属し、抗アレルギー薬や血管収縮薬と比較して初回服用から早い段階で効果が得られるだけでなく、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・痒みなどの症状改善に優れた効果を発揮し、症状が悪化する事は殆どありません。