以下の場合、アポ・ロピニロール2mgを絶対に服用しないでください。
・アポ・ロピニロール2mgの成分に対し過敏症の既往歴のある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人
【警告】
前兆のない突発的睡眠および傾眠などがみられることがあり、また突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されているので、アポ・ロピニロール2mgの突発的睡眠および傾眠などについてよく理解し、アポ・ロピニロール2mgの服用中は、自動車の運転、機会の操作、高所作業など危険を伴う作業に従事しないように注意してください。
【慎重服用】
・幻覚、妄想などの精神症状またはそれらの既往のある人: 症状が増悪または発現しやすくなることがある。
・重篤な心疾患またはその既往歴のある人: アポ・ロピニロール2mgは薬理作用から心拍数低下を起こす可能性があります。
・低血圧症の人: 症状が悪化することがあります。
・重度の腎障害(クレアチニンクリアランス30ml/分未満)のある人: アポ・ロピニロール2mgは主として腎臓で排泄されます。またこれらの人での使用経験はなく安全性は確立されていません。なお血液透析を受けている人に対して、透析による用量調節の必要はありません。
・肝障害のある人: アポ・ロピニロール2mgは主として肝臓で代謝されます。またこれらの人での使用経験はなく安全性は確立されていません。
・高齢者
【重要な基本的注意】
・突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されていることから、突発的睡眠および傾眠などについてよく理解し、自動車の運転、機会の操作、高所作業など危険を伴う作業に従事しないように注意してください。なお、突発的睡眠を起こした症例の中には、傾眠や過度の眠気のような前兆を認めなかった例、あるいは使用開始後1年以上経過した後に初めて発現した例も報告されています。
・起立性低血圧がみられることがあるので、アポ・ロピニロール2mgの服用は少量から始め、めまい、立ちくらみ、ふらつきなどの起立性血血圧の徴候や症状が認められた場合には、減量、休薬、または服用中止などの適切な処置を行なってください。
・アポ・ロピニロール2mgをほかの抗パーキンソン剤と併用した場合、ジスキネジー、幻覚、錯乱などの副作用が発現しやすくなる可能性があるため、これらの副作用が現れた場合には減量、休薬または使用中止などの適切な処置を行なってください。
・アポ・ロピニロール2mgの減量、中止が必要な場合は漸減してください: 急激な減量または休薬または中止により、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、ショック症状などの悪性症候群があらわれることがあります。
・レボドパまたはドパミン受容体作動薬の使用により、病的賭博(個人的生活の崩壊などの社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食などの衝動制御障害が報告されているので、このような症状が発現した場合には、減量または使用を中止するなど適切な処置を行なってください。またこのような衝動制御障害の症状について理解し、家族などにも説明してください。
【用法・用量に関連する使用上の注意】
・アポ・ロピニロール2mgの服用は少量から始め、消化器症状(悪心、嘔吐など)、血圧などの観察を充分に行ない、忍容性をみながら慎重に増量し、適切な維持量を定めてください。またアポ・ロピニロール2mgの服用中止後際服用する場合にも少量から開始することを考慮してください。
・一般に空腹時服用において悪心、嘔吐などの消化器症状が多く発現する可能性があるため、食後服用が望ましいとされています。
臨床試験において高齢者に幻覚などの精神症状が多くみられたので、状態を観察しながら慎重に使用してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は使用しないでください。
授乳中の人は使用しないことが望ましいとされていますが、やむを得ず使用する場合は授乳を避けてください。
小児などに対する安全性は確立していません。