アバナ100は勃起不全症を改善する薬です。先発の同類薬と比較して効果の出現が格段に早く、食事の影響を受けないのが特長です。
勃起不全(ED)は、勃起機能障害、勃起障害とも言われる男性の性機能障害(SD)のひとつで、その名前からイメージするような「完全に勃起ができない状態」ではなく、勃起に時間がかかる、途中で萎える、満足な性交ができないなどの症状を指します。
性的刺激によって脳からの信号が神経を通じて陰茎に伝わると、陰茎海綿体の動脈が開いて血液が流れ込みますが、海綿体が血液を含むことで膨張し、硬くなった状態が勃起です。 勃起は加齢とともに衰えていくというデータがあり、実際に60歳代においては「いつも勃起ができない」または「たまに勃起できる」という人が50%を超えているとの調査結果が出ています。 しかし勃起不全は高齢者に限らず、20代や30代の数パーセントの人でもその症状を自覚し、また40代前半では20%、50代後半ともなると47%の人が勃起不全に関する悩みを持っているとの統計もあります。
勃起不全は、陰茎海綿体の動脈が充分に拡がらず、血液の流れ込みが不足することで起こります。その原因は、一般的には年齢や精神的要因にあると言われており、実際、ストレスやコンプレックス、過去のトラウマなど精神的、心理的な要素が原因となって勃起不全を引き起こすことも確かです。 しかしそれ以外にも、糖尿病、高血圧症、高脂血症、喫煙、飲酒などの生活習慣や生活習慣病も深く関わっているとされ、これらの症状を持つ人では血管に損傷や問題があり、血流が抑えられてしまうことで陰茎に充分な血液が行き渡らず、勃起不全になる可能性が特に高いと言われています。
さらに、抗うつ薬、降圧薬、利尿剤など中枢神経、末梢神経、循環器系に作用する薬や、脳出血、パーキンソン病などの神経系障害、また手術や事故などが原因となることもあります。
平滑筋細胞を弛緩させ、陰茎により多くの血液を送り込むことで勃起不全の症状を改善する働きを持つのがアバナ100です。 有効成分のアバナフィルは、シルデナフィルやタダラフィル、バルデナフィルなどと同様に、陰茎海綿体に存在して勃起を阻害するホスホジエステラーゼタイプ5(PDE5)酵素を選択的に阻害し、陰茎の動脈および海綿体にある平滑筋内の環状グアノシン一リン酸を増加させる働きをします。この作用により血管が拡張し、結果として血流量が増えることで陰茎組織への血流が増加し、勃起不全を改善します。
アバナフィルは従来のPDE5阻害薬と作用機序こそ同じですが、同類の成分と比較して圧倒的な早さで効果が現れ、早い人では15分以内に勃起が発現するとの報告もあります。さらに食事の影響も受けないため、レビトラと同等以上の即効性があり、シアリス以上に食事の影響を受けにくい薬とも言われています。