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2013-06-13
ソース(記事原文):abcニュース
鼻スプレー「ラブ・ホルモン」はあなたの結婚生活を救えるか?
abcニュース(2013年6月13日)― キューピッドの矢が鼻スプレーという形で飛んでくるかもしれない。これは、オックスフォード大学の研究者らが現在レビューしている研究による考えだが、オキシトシンというホルモンを配合したスプレーが、結婚後いつまでも幸せに暮らすための答えであることを示唆したものだ。
次号のカレント・オピニョン・イン・サイカイアトリー(Current Opinion in Psychiatry)誌に掲載予定の「オキシトシン点鼻薬が関係強化に使用可能?」で、研究者らは、ホルモンであるオキシトシンを夫婦に投与することで結婚生活が改善するという主張が実際に真であった場合、健康と関係とにどんな影響が有り得るかを議論している。
「ラブ・ホルモン」であるオキシトシンは、社会的な認識や絆形成を促進するだけなく、生殖においても重要な役割を演ずるので、結婚相談と併用すると夫婦の幸福と親密感全般を高めることができる、と考える人もいる。
「愛と絆形成に関連する神経系の化学的変調は、臨床医や結婚セラピスト等の訓練を受けた専門家の指導の下で、結婚の幸福に発生する限界を少なくとも部分的に克服するのに使用することができる」とレビュー論文は述べている。「これらの神経化学エンハンサーは、ケンカ中の夫婦間のコミュニケーションや、共通の目標と理想の追求を容易にするためのカウンセリング等の管理活動と併用されるだろう」
しかし、ABCニュースの上級医療寄稿者であるジェニファー・アシュトン(Jennifer Ashton)博士は、結婚生活を救うには鼻スプレーだけでは足りない、と言います。
「結婚生活に問題があっても、私はこの時点では、オキシトシン点鼻薬の処方箋を探しに行かないだろう」とアシュトンは言った。「けれど、間違いなくオキシトシン点鼻薬を進行中の研究分野にします」
夫婦が抱擁するとオキシトシン濃度が増大することを見出した研究もあるが、ABCニュースが取材した多くのサンフランシスコの夫婦は、このほれ薬が実際に結婚生活を救うことができるかどうかについて意見が分かれた。
「そんな上手い話があるのかしら?」とキャスリーン・フランシス(Kathleen Francis)は言った。「効果があるとか、可能性が高いことが証明されたら、[オキシトシン点鼻薬を]買うかもしれないわ」
だが、ジョン・ヴィチーノ(John Vicino)は否定的だった。
「気味が悪い」とジョン。「僕は試さないね」
レビューの推定によると、少なくとも夫の20%、妻の10%が不倫をし、半分以上の結婚が離婚に終わる。
「上手くいっているロマンチックな関係は、長期的な健康と幸福に重要であるが、多くの場合そういう関係を持続することは難しい」とプレビューは述べた。「このような困難が生じるのは、[一部に]夫婦の精神生物学的な性質、文化/環境、そして現代の愛や関係の目標の間に根本的に緊張があるからである」
レビューは、「自然の愛の接着剤」や「抱擁特効薬」と呼ばれているオキシトシンを使用する以外に、夫婦が「関係、コミットメントを育むこと、そして性行為と愛情行為を優先することのプラス面」にも焦点を当てるべきであると提言している。
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