フィブラート系薬剤
◆フィブラート系薬剤◆
中性脂肪(トリグリセライド)やLDLコレステロールを分解するリポタンパクリパーゼという酵素を活性化させて中性脂肪(トリグリセライド)やLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増加させる薬です。
血漿中の中性脂肪(トリグリセライド)を多く含む分子を除去することによって酸化・変性し血管壁に沈着しやすいとされるLDLの生成を抑制する他、HDLコレステロールの重要な構成物質であるとされるアポタンパクのAIやAIIの生成を促進します。また、肝臓での中性脂肪(トリグリセライド)の生成を抑制する作用もあることから、結果として血液中のLDLコレステロール値の減少とHDLコレステロール値が上昇することになります。
フィブラート系薬剤は脂質異常症の治療薬としては最も長く使用されている薬で、コレステロールよりも中性脂肪が多い人の治療に向いているとされています。
副作用としては肝障害と骨格筋障害が知られており、特にスタチン系薬剤との併用は横紋筋融解症の発症率を高くするとされているために注意が必要とされています。
トヤマ堂.comで取り扱い中のフィブラート系薬剤
リピカード (フェノフィブラート) 160mg
リピカード (フェノフィブラート) 200mg
ベザリップ徐放錠(ベザフィブラート)400mg