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2011-11-11
ソース(記事原文):腎臓泌尿器科ニュース
ビタミンD類似体2種が二次性副甲状腺機能亢進症に同様の有効性を示す
腎臓泌尿器科ニュース (2011年11月11日)― ジョディ・A・チャーナウ(Jody A. Charnow)著
フィラデルフィア ― アルファカルシドールとパリカルシトールは、血液透析(HD)患者の二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)抑制に同様の有効性があると、研究者らがキドニー・ウィーク2011(Kidney Week 2011 )で発表した。
デンマークのロスキルデ大学病院(Roskilde University Hospital)の医師であるディッテ・ハンセン(Ditte Hansen)博士が率いる研究者らは、慢性HD患者86人が参加した16週間のクロスオーバー研究を行い、そのうち80人が分析に考慮された。治療の最後の4週間に副甲状腺ホルモン(PTH)が少なくとも30%減少した患者の比率は、双方の薬で同様であった(アルファカルシドール82%、パリカルシトール93%)。双方の治療薬に関連する発症率は、高カルシウム血症はアルファカルシドール55%、パリカルシトール57%、高リン血症はそれぞれ76% 、69%と同様であった。
この調査によると、アルファカルシドールはベースラインPTHレベルに関わらずPHTを抑制したが、パリカルシトールの抑制はベースラインレベルに左右された。
「アルファカルシドールとパリカルシトールは血液透析患者の二次性副甲状腺機能亢進症治療に対し、同等の候補薬だ」とハンセン博士は腎臓泌尿器科ニュース (Renal & Urology News)に語った。
研究結果はキドニー・インターナショナル(Kidney International )(2011;80:841-850)にも掲載されている。