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2013-04-15
ソース(記事原文):腎臓・泌尿器学ニュース
シロドシンが急性尿閉の管理を改善させる
腎臓・泌尿器学ニュース(2013年4月15日)― 新しい研究によると、前立腺肥大の男性における急性尿閉(AUR)後のシロドシン治療は、「カテーテルを使用しない排尿の試み(TWOC)」が成功する可能性を有意に高める。
研究者らはAURを認める50歳以上の男性60名を、3日間1日1回シロドシン8 mg服用の後にTWOCを行う群か、プラセボ服用の後にTWOCを行う群のいずれかに無作為に割り付けた。再び尿閉となった患者や、排尿後残尿量が150 mLを上回った患者には再度カテーテルを挿入し、TWOCは失敗とみなした。最初に割り付けられた治療群にかかわらず、3日目にTWOCが成功した患者は全員、シロドシン服用を開始した。人口統計学的特性および臨床的特徴に関して、2つの治療群に大差はなかった。
TWOCの成功率は、プラセボ群よりもシロドシン群のほうが有意に高かった(76.7%対36.7%)。医学教育研究大学院研究所(Postgraduate Institute of Medical Education and Research)(インド、チャンディーガル)のサントシュ・クマールMS, MCh, FRCS(Santosh Kumar, MS, MCh, FRCS)と同僚らは、『ユーロロジー誌(Urology)』の紙版に先行するオンライン版でそう報告している。
多変量解析において、TWOC失敗の可能性は87%低下という有意なものであった。臨床的パラメータのうち、「貯留尿量が800 mL以上」および「AUR前の国際前立腺症状スコア(International Prostate Symptom Score)が25以上」が、TWOC失敗のリスク上昇と有意に関連した。シロドシン使用に伴う重大な副作用はなかったという。