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2012-10-13
ソース(記事原文):ニュー・サイエンティスト
オキシトシンはアルコール依存症者の飲酒渇望を撃退するのに有用
ニュー・サイエンティスト(2012年10月13日)― 「幸せホルモン」といわれるオキシトシンがアルコール依存症を撃退するのに役立つ可能性がある。
チャペルヒルにあるノースカロライナ大学(University of North Carolina)コート・ペーザーセン(Cort Pedersen)氏らは、アルコール依存症のボランティア参加者11人を対象に、1日2回のオキシトシン点鼻薬またはプラセボを、デトックスプログラム開始から3日間投与した。禁断症状が特定レベルに達した場合、抗酒薬ロラゼパムも同被験者に投与された。
オキシトシン群は、プラセボ群よりもアルコール渇望が少なく、 禁断症状も軽かったほか、ロラゼパムを使用したのは5人中1人だけであった(医学誌「アルコール中毒症:臨床と実験研究(Clinical and Experimental Research)」)。ペーザーセン氏は「残る4人のオキシトシン投与者は、ロラゼパムを全く必要としなかった」としている。
ロラゼパムは常習性が高いので朗報である。同剤はアルコール離脱中の不安や発作を減少させる一方で、投薬終了時に不眠や渇望を起こすことがある。
社会紐帯としての役割を担うことで有名なオキシトシンが離脱の手助けに役立つ仕組みは明らかではないものの、既存の副作用は存在しない。したがって、ペーザーセン氏はオキシトシンを投与するアルコール中毒者が逆戻りにつながるような不快症状を生じにくいことを期待しているという。
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