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2013-12-13
ソース(記事原文):グローバル・ディスパッチ
イエメンのプラジカンテル治療キャンペーン、住血吸虫症に対し良好な結果を示す
グローバル・ディスパッチ(2013年12月13日) ― 木曜日に発表された世界保健機関のニュース・リリースによると、イエメンで行われているビルハルツ住血吸虫症対策キャンペーンは、3年間でこの慢性寄生虫症の感染症が半分以下に減少するという非常に良好な結果を示している。
イエメンでは、ビルハルツ住血吸虫に起因する泌尿生殖器住血吸虫症とマンソン住血吸虫に起因する腸住血吸虫症の両方が蔓延している。感染者は300万人以上と推定され、少なくとも75万人が重度の慢性的な病状に苦しんでいる。
イエメンの保健当局は過去3年、この寄生虫感染を治療するため、錠剤を4,500万錠以上用い、1,800万以上の投薬量のプラジカンテルを配布した。
WHOが推奨するビルハルツ住血吸虫症治療は、体重1キログラム当たり40mgのプラジカンテル単回投与である。薬は感染の有病率に応じ、一定間隔をおいて使用する。
感染率が最も高い地区では、プラジカンテルが1年につき3回まで投与された。WHOの勧告に準拠して、アルベンダゾールまたはメベンダゾール1錠も、イエメンで蔓延している腸内寄生虫感染症(土壌伝播蠕虫病)治療のため同時投与された。
「ビルハルツ住血吸虫症に罹患している何百万ものイエメン人の運命を変えるために、我々はこの疾患に対するキャンペーンを加速する計画である」とイエメンのプライマリー・ヘルス・ケア(Primary Health Care.)副大臣であるマジッド・アル・ジュナイド(Majid Al-Jonaid)博士は述べた。「現在、我々には、この予防可能な感染が引き起こす、この長いサイクルの苦しみを終わらせる手段と意志とがある」
WHOによると、今年3月、2か所でそれぞれ4日間に亘り行われたキャンペーンで、大人と子供を含む950万人以上のイエメン人がビルハルツ住血吸虫と腸の土壌伝播蠕虫病の両方の治療を受けた。比較して、2012年に治療を受けた患者は合計190万人である。
「イエメン六ヵ年住血吸虫症対策プロジェクト(6-year Yemen Schistosomiasis Control Project)」は、2010年に開始し、世界銀行からの2,500万ドルの助成金で支援されているが、2016年に終了予定である。
影響評価が先日ジュネーブで発表され、プロジェクト開始時と比べ、2,000人から収集した感染レベルが半分以下に下落していることが判明した。ベースライン時の20%から8%に、重度感染で4%未満であった。これらの成果は、外部の監査法人が実施した独自の評価で認定されている。