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2013-02-27
ソース(記事原文):UPI.com
ある薬とアスピリンの併用で脳卒中リスクが低下
UPI.com(2013年2月27日)― サンフランシスコ(2月27日、UPI)―米国と中国の研究者らによれば、脳卒中や一過性脳虚血発作(TIA)の患者にアスピリンとプラビックス(Plavix)を併用投与したところ、再発のリスクが低下した。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校脳卒中サービス(Stroke Service at the University of California, San Francisco)の責任者、S.クレイボーン・ジョンストン博士(Dr. S. Claiborne Johnston)の話では、軽度の虚血性脳卒中は、血餅が脳への血液供給を遮断することによって起こる。ただ、その影響は極めて小さい。TIAや軽度脳卒中では永久的障害が残らないのが一般的だが、もっと深刻な脳卒中が起こらないようにするには、早期治療が極めて重要である。
「TIAも軽度脳卒中も、緊急性の高い病気です」今回の研究の上席著者であるジョンストン氏は、声明でそう語っている。「この2剤併用療法を早期に開始すれば、脳卒中の再発リスクを30%以上減らすことができるようです。」
同氏は、併用療法と比べて、アスピリン単独療法によるリスク減少は20%程度であったと語った。
米国脳卒中協会(American Stroke Association)によると、TIAを1回以上経験している人は、同じ年齢・性別でTIAを経験していない人よりも脳卒中が起こる可能性が10倍近く高い。
プラビックス(一般名クロピドグレル)に関する今回の試験では、中国の114施設の患者5,174例を対象とした。被験者はTIAまたは軽度の虚血性脳卒中を起こした患者とし、年齢の中央値は62歳、34%が女性であった。
24時間以内に、低用量アスピリン(初日は75~300 mg、その後75 mg/日)とプラセボ、または同じアスピリン投与計画とプラビックス(初回量300 mg、その後21日間75 mg/日)のいずれかで治療が開始された。
結果は、米国脳卒中協会の国際脳卒中会議(International Stroke Conference)で発表された。
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