フロメックス・エヌ点眼薬(フルオロメトロン/ネオマイシン)0.1%/ 0.35%

530 円 !! ステロイドと抗生物質を配合した点眼薬!細胞の増殖を抑えながら、炎症の原因となる物質の合成を抑制することで、効果的に目の感染症を治療します!ほかのステロイドと比べて眼圧上昇リスクが低いのも特長!

Flomex N Eyedrop (Fluorometholone/Neomycin) - 0.1%w/v / 0.35%w/v (5ml)

內容量 : 5mLボトル
価格: 530 円

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有効成分

フルオロメトロン(Fluorometholone )

ネオマイシン(Neomycin )

 

製造国

インド


製造元

Cipla


下記の使用量はあくまでも目安となります。
実際の使用においては医師の指示に基づき、適切な量を使用するようにしてください。

通常、1回1-2滴を1日2-4回結膜嚢に点眼します。
使用開始の24-48時間は、1時間ごとに1滴点眼します。
治療の途中で点眼を中止しないでください。

30日以上経過した点眼液は使用せず、新しい点眼液を使用してください。

フロメックス・エヌ点眼薬5mlはステロイドと抗生物質を配合した点眼薬で、結膜炎などの眼の炎症やアレルギー症状の治療以外に、手術後の感染症予防目的にも使用されます。

炎症は、外から侵入してきた細菌やウイルスなどの病原菌を体外に排出するために必要な生体防御反応です。特に眼においては、眼に侵入した抗原に対する免疫応答を積極的に抑制し、炎症をできる限り抑えることで眼の微細構造を保護するように働く「免疫特権」という特殊な性質があります。これにより、眼はほかの臓器よりも炎症が生じにくく、万一生じた場合でも組織への損傷を最小限にとどめながら自然治癒することが多いとされています。
この免疫特権は、ほかにも脳や生殖器官など高次元の生命活動に必要な臓器にだけに備わっている臓器機能温存のための炎症制御機構です。つまり眼の機能を失うことは高等動物にとって高度の生命活動の存続が危ぶまれることであり、さらに角膜内皮や網膜などは生体内で再生しないため、このように眼に対しても免疫特権があると考えられています。
ところがこの眼の免疫特権が一旦破られてしまうと、その後は自己免疫や感染に関連した内眼炎が発生しやすくなり、またその炎症は重症で治りにくいことが証明されています。

この炎症を治療する薬がフロメックス・エヌ点眼薬5mlです。
フロメックス・エヌ点眼薬5mlの有効成分のひとつであるフルオロメトロンはコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン)で、炎症の誘因となるヒスタミンやプロスタグランジンの合成を阻害し、また炎症によるはれ、線維素沈着、毛細血管拡張、白血球遊走、食作用活性、毛細血管増殖、線維芽細胞の増殖、コラーゲン沈着、瘢痕形成などを抑える働きを持っています。
さらに臨床試験において、ほかの点眼薬に使用されているステロイドであるデキサメタゾン0.1%を使用して治療した人と、フルオロメトロン0.1%を使用して治療した人では、フルオロメトロンの方が、デキタメタゾンよりも眼圧を上昇させる傾向が低いことが報告されています。

またもうひとつの有効成分であるネオマイシンは、黄色ブドウ球菌、大腸菌、インフルエンザ属、クレブシエラ/エンテロバクター属、ナイセリア属、プロテウス属、コリネバクテリウム属などさまざまなグラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して抗菌効果を発揮する抗生物質です。
細菌が生きるために必要なたんぱく質を作るリボゾームという物質にクロラムフェニコールが結合し、細菌がたんぱく質の合成ができないように働きかけることで細菌の増殖を妨げ(静菌作用)、その活動を抑えます。

このように炎症の原因となる物質の合成と細菌増殖の2つを抑制する働きにより、フロメックス・エヌ点眼薬5mlは、主にネオマイシンに感性の感染性結膜炎や前眼部の炎症に対して効率よく働きかけて治療効果を発揮するほか、手術前後の感染予防にも使用されます。

ステロイドと抗生物質を配合した点眼薬です。

ステロイドである有効成分のフルオロメトロンより眼圧上昇は、同じくステロイドのデキタメタゾンよりも低いとされています。

フルオロメトロンとネオマイシンの合剤は、海外ではFml-Neo Oph Susなどの名前で発売されています。

以下の場合、フロメックス・エヌ点眼薬5mlを絶対に使用しないでください。
・ネオマイシンに感性でない微生物感染による未治療の化膿性眼疾患のある人
・樹枝状角膜炎、ワクチニア、水痘およびほとんど結膜、角膜のウイルス性眼疾患と眼球結核の人。
・真菌性眼疾患の人
・フロメックス・エヌ点眼薬5mlの成分に対し過敏症の既往歴のある人

以下の場合、フロメックス・エヌ点眼薬5mlを使用しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に使用してください。
●フルオロメトロンとして
・角膜上皮剥離または角膜潰瘍のある人: これらの疾患が増悪するおそれがあります。また、角膜穿孔を生ずるおそれがあります。
・ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患または化膿性眼疾患のある人: これらの疾患が増悪するおそれがあります。また、角膜穿孔を生ずるおそれがあります。

【使用上の注意】
・点眼のみに使用してください。
・点眼のとき、容器の先端が直接目などに触れないように注意してください。
・点眼後に一時的に視界がかすむことがあるので、点眼後は症状が消えるまで自動車の運転など危険を伴う機械の操作などをしないでください。
・フロメックス・エヌ点眼薬5mlによる治療中はコンタクトレンズを着用しないでください。コンタクトレンズの着用は感染を悪化させる可能性があるため、着用する場合は治療完了後24時間以上経過してから着用してください。
・医師に指示された以外は、例え感染症状が消えたとしてもフロメックス・エヌ点眼薬5mlの使用を中断しないでください。中断により症状の再発や、細菌が耐性を得ることがあります。
・医師に指示された使用期間を守ってください。

一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意してください。

妊婦または妊娠している可能性のある人は、長期・頻回使用を避けてください。

特に2歳未満の場合は、慎重に使用してください。

以下の薬剤とフロメックス・エヌ点眼薬5mlを併用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

●ネオマイシンとして
・カプレオマイシン、シスプラチン、ループ利尿薬(フロセミド、エタクリン酸など)、テイコプラニン、バンコマイシン: 聴力、平衡など耳に関する副作用が起こるリスクが上昇するおそれがあります。
・アンフォテリシン、カプレオマイシン、セファロスポリン系抗生物質(セファロリジンなど)、シクロスポリン、シスプラチン、コリスチン、ポリミキシン、タクロリムス、テイコプラニン、バンコマイシン: 腎臓に関する副作用が起こるリスクが上昇するおそれがあります。

医師の診断を受けてください。

気付いたときにすぐに使用してください。
次回の服用時間が近い場合は、使用し忘れた分は飛ばして、次回分から使用してください。2回分を1回に使用することは絶対におやめください。

フロメックス・エヌ点眼薬5mlを使用した場合、以下の副作用が起こることがあります。

主な副作用
灼熱感、刺激感、炎症、かゆみ、かすみ目、味覚・嗅覚異常

極稀に起こる重篤な副作用
角膜炎、散瞳、目のはれ、発疹、じんましん、嚥下困難、呼吸困難

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