西洋人参茶(美國威斯康辛州花旗參茶)は、別名アメリカ人参とも呼ばれている西洋人参からつくられた漢方茶です。体のほてりやのぼせを取り除くほか、生理機能に重要な体液の恒常性を維持し、また生命力を亢進することで活力をみなぎらせて元気を回復させる効果が期待できます。特に、喫煙者や睡眠が不足している人をはじめとした、忙しい現代人の健康増進に適しています。
一般的に知られている野菜のニンジンはセリ科に属していますが、生薬における人参はウコギ科の植物です。そのため、栽培方法や見た目などはまったく異なり、また漢方では、元気を補い、胃腸を健やかにし、神経を安定させるなどの目的で滋養強壮薬として配合される代表的な生薬でもあります。
これらの薬効の中心となるのがサポニンです。サポニンは苦味の元となる成分で、主に植物の葉や茎、根に含まれており、肥満予防やコレステロール値の低下、免疫力増強、疲労回復、肝機能亢進、抗ウイルス、抗酸化作用などの効果があるとされています。またこのサポニンは植物により種類が異なるという特徴がありますが、中でも健康に対する高い効果が期待できるサポニンのひとつが「人参サポニン」です。人参サポニンはジンセノサイドとも呼ばれ、田七人参や朝鮮人参、
竹節人参、西洋人参など、種類により成分や効能・効果が異なります。
西洋人参はアメリカ人参とも呼ばれ、北米先住民が昔からその根と葉を用いている薬草で、現在では漢方においても滋養強壮に優れた生薬として処方されています。朝鮮人参の薬性が温性なのに対して西洋人参は涼性で、中枢神経を抑制・沈静化させる働きを持っているのが特徴で、その効果は朝鮮人参よりもマイルドであるため服用後のほてり感がほとんどなく、穏やかに体を潤すことができます。そのため、特に高齢者に適しており、長期的に服用することによって糖尿病や高血圧、心肺機能の改善や予防などが期待できるともいわれています。さらに現代の研究で、西洋人参には免疫能の調整、抗ストレス作用、幹細胞損傷の保護、血圧降下、血栓予防、コレステロール低下、神経系老衰の抑制、老化防止などの効果があることも証明されています。
アメリカのウイスコンシン州には、西洋人参業界の世界的リーダーとしてウイスコンシン・ジンセン協会があり、厳格な管理体制を敷いて西洋人参を栽培しています。余仁生の西洋人参茶は、このウイスコンシン州産の西洋人参を100パーセント使用しているため、安心して飲用できます。