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2013-11-15
ソース(記事原文):7thスペース
肺と心臓の末端器官虚血/再灌流傷害に対するヘパリンの予防効果
7thスペース(2012年11月15日) ― 虚血/再灌流(I/R)傷害は、心血管系に有害であり、炎症反応および多臓器機能不全の原因である。本研究では、全身炎症反応を誘発する活性凝固時間レベルの大動脈遮断に対する影響と、その肺や心臓への影響を調べた。
方法:インターロイキン-6(IL-6)、ミエロペルオキシダーゼ(MPO)、熱ショックタンパク質70(HSP-70)の末端器官濃度をSDラットの4群で測定した:虚血対照(大動脈遮断を施行し手術時に0.9%生理食塩水を2ml/kg腹腔内投与、n = 7)、疑似手術群(大動脈遮断を施行せず手術、n = 7 )、ヘパリン(ACTレベル約200)、高用量ヘパリン(ACTレベル最大600)。疑似手術群以外全ての群で、腎臓下大動脈は、腎動脈約1cm下、腸骨分岐約1cm下を小型の交さ金具で45分間遮断した。
ヘパリンは術前に腹腔内投与(IP)された。ラットは48時間後に全て屠殺した。
第二の実験では、I / Rの遠隔臓器(肺および心臓)に対する影響を分析のために採取した。我々は、ミエロペルオキシダーゼ、インターロイキン-6、熱ショックタンパク質(HSP-70)の組織レベルを評価し、酸化ストレスおよび炎症のマーカーとして分析した。
器官の組織学的分析を行った。
結果:虚血対照群と比較して、ヘパリン群および高用量ヘパリン群において、肺実質性MPO及びHSP-70レベルは有意に減少したが(p<0.05)、IL-6レベルは有意ではなかった(p>0.05)。浮腫、細胞変性、炎症などの組織病理学的評価は、虚血対照群と比較して、ヘパリン群および高用量ヘパリン群双方において統計的に有意に減少した。(p <0.05)。
虚血対照群と比較して、ヘパリン群および高用量ヘパリン群において、心臓実質性MPOレベルは有意に減少した(P = 0.023)。虚血性対照群と比較すると、IL-6 およびHSP-70レベルはヘパリン群および高用量ヘパリン群において有意ではなかった(p=0.0489, p=0.0143)。
変性としての組織病理学的評価は、虚血性対照群と比べて、ヘパリン群および高用量ヘパリン群の双方で統計学的に有意に減少した(P = 0.005)。
結論:ヘパリンは、ラットモデルにおいて、身体の腎動脈下部分の虚血/再灌流後の肺や心臓の遠隔臓器損傷を減少させた。よって、我々は200近いACTレベルを提供し、術前および術後早期にI/R損傷を避けるようACTレベルを調整しなくてはならない。