延采白鳳丸は、更年期を迎えた中年女性に見られがちな、イライラ感、ほてり、発汗、疲労感、腰痛などの症状の緩和や発症の遅延のほか、皮膚を滑らかにし、肌色を明るくする効果が期待できる漢方薬です。
東洋医学では、体内におけるエネルギーである「気」と、身体をめぐり、栄養と老廃物を運ぶ「血」、そして体液や分泌液である「水」がバランスを取りあって生命の活動が成り立っていると考えられています。ところが、何らかの原因でこのバランスがくずれると、さまざまな症状が身体にあらわれるようになります。特に女性における生理不順や生理痛、イライラなどの重い症状は、血が滞ることで起こるとされ、その症状の状態により、気虚、気滞、気逆、虚血、瘀血などの種類に分けられます。
中年以降の女性の場合では、この気血が不足した状態になるため、それに伴い生理に関連する不快症状、めまい、倦怠感、冷え、足腰の痛みなど、数多くの不快な症状があらわれることがあります。この衰えた気を活性化させ、血を補充するための漢方が、延采白鳳丸です。
延采白鳳丸には、性機能障害、泌尿器疾患、月経不順などに効く熟地黃(ジュクジオウ)、婦人科系疾患の症状改善には欠かせない生薬である當歸(トウキ)、月経不順や強壮に効果のある淫羊藿(インヨウカク)、女性の更年期の諸症状に応用される仙茅(センポウ)、アンチエイジングが期待できるとされる女貞子(ジョテイシ)などの生薬が含まれ、主に更年期や加齢が原因で起こるさまざまな諸症状の改善や予防をするとともに、若々しさを取り戻すように働きかけます。
延采白鳳丸が持つ効果については、香港中文大学上皮細胞学研究センターによる3年以上にわたる調査により、神経内分泌の主要な成分を活性化することが証明されています。また医薬品の製造と品質管理においては、国際基準であるGMP(医薬品適正製造基準)を満たしており、安心して使用できるのも大きな特徴です。