【禁忌】
・加味逍遙散顆粒の成分に対し過敏症の既往歴のある人
【慎重服用】
・著しく胃腸の虚弱な人: 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などがあらわれることがあります。
・食欲不振、悪心、嘔吐のある人: これらの症状が悪化するおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・加味逍遙散顆粒の服用にあたっては、体質や症状を考慮して服用してください。なお、経過を充分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続服用を避けてください。
・加味逍遙散顆粒には甘草(カンゾウ)が含まれているので、血清カリウム値や血圧値等には充分留意し、異常が認められた場合には服用を中止してください。
・山梔子(サンシシ)含有製剤の長期服用(多くは5年以上)により、大腸の色調異常、浮腫、びらん、潰瘍、狭窄を伴う腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれがあります。長期服用する場合には、定期的にCT,大腸内視鏡などの検査を行なうことが望ましいとされています。
・ほかの漢方製剤などを併用する場合は、含有生薬の重複に注意してください。
【高齢者】
・一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意してください。
【妊婦、産婦、授乳婦など】
・妊婦または妊娠している可能性のある人は服用しないことが望ましいとされています。
【小児など】
・小児などに対する安全性は確立していません。