以下の場合、メチメズ10を絶対に服用しないでください。
・メチメズ10の成分に対し過敏症の既往歴のある人
【警告】
・重篤な無顆粒球症が主に服用開始後2ヵ月以内に発現し、死亡に至った症例も報告されています。少なくとも服用開始後2ヵ月間は原則として2週に1回、それ以降も定期的に白血球分画を含めた血液検査を実施し、顆粒球の減少傾向などの異常が認められた場合には、直ちに服用を中止し、適切な処置を行なってください。また、一度服用を中止して服用を再開する場合にも同様に注意してください。
・メチメズ10服用に先立ち、無顆粒球症などの副作用が発現する場合があることおよび、この検査が必要であることを理解してください。
1.無顆粒球症の症状(咽頭痛、発熱など)が現れた場合には、速やかに主治医に連絡してください。
2.少なくとも服用開始後2ヵ月間は原則として2週に1回、定期的な血液検査を行なう必要があるので、通院してください。
【慎重服用】
・肝障害のある人: 肝障害を悪化させるおそれがあります。
・中等度以上の白血球減少またはほかの血液障害のある人: 白血球減少あるいは血液障害を悪化させるおそれがあります。
【重要な基本的注意】
・メチメズ10を新たに服用開始する場合には、無顆粒球症などの重大な副作用が主に服用開始後2ヵ月以内に現れることがあるので、メチメズ10の有効性を安全性を充分に考慮し、メチメズ10の服用が適切と判断される場合に服用してください。
・定期的な血液検査において、白血球数が正常域であったとしても、減少傾向にある場合には直ちに服用を中止し、適切な処置を行なってください。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用してください。
妊婦または妊娠している可能性のある人が使用する場合には、定期的に甲状腺機の検査を実施し、甲状腺機能を適切に維持するよう服用量を調節してください。
妊娠中の服用により、胎児に甲状腺機能抑制、甲状腺腫を起こすことがあります。
妊娠中の服用により、新生児に頭皮欠損症、頭蓋骨欠損症、さい帯ヘルニア、さい腸管の完全または部分的な遺残(さい腸管ろう、メッケル憩室など)、気管食道ろうを伴う食道閉鎖症、後鼻腔閉鎖症などが現れたとの報告があります。
新生児に出生後しばらくは、甲状腺機能抑制、甲状腺機能亢進が現れることがあるので、観察を充分に行なってください。
メチメズ10の服用中は授乳を避けることが望ましいとされています。