ホーランド・アンド・バレット・ビオチン1000mcgは、健康な皮膚、毛髪、粘膜の修復をサポートのほか、正常な精神機能を助長に欠かすことのできないビオチンを摂取するためのサプリメントです。
体内での代謝や消化などの化学反応には酵素が欠かせませんが、そのうちの多くが単体では機能することができず、ビタミンやミネラルなど補酵素のサポートを必要とします。また補酵素だけでも、生命活動に必要な化学反応を起こすことができません。この補酵素の代表といえるのがビタミンB群です。
ビタミンB7、ビタミンH、コエンザイムR(補酵素R)とも呼ばれているビオチンもまた、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。補酵素としては、皮膚や粘膜の維持、爪や髪の健康に深く関わっているビタミンであると同時に、糖代謝に関与するピルビン酸カルボキシラーゼ、脂肪酸代謝に関与するアセチルCoAカルボキシラーゼやプロピオニルCoAカルボキシラーゼ、アミノ酸の代謝に関与する3-メチルクロトノイルCoAカルボキシラーゼとかかわり、エネルギーをつくり出す手助けをしています。
例えば、肝臓が糖以外の物質から糖を合成するブドウ糖の再合成(糖新生)の過程において、ビオチンはこれを促す働きをすることで疲労回復や筋肉痛の改善を助けているほか、核酸に働きかけてたんぱく質の合成促進やアミノ酸の代謝に関しても補酵素として作用しています。たんぱく質は爪や髪の毛の規則的な細胞分裂には必要不可欠であり、またアミノ酸はこのたんぱく質の材料になるため、肌や髪を健康に保つためにビオチンは大切です。
これ以外に、アレルギー物質による皮膚の炎症を引き起こすヒスタミンの原因となるヒスチジンを体外に排出する働きを持つため、ビオチンはアトピー性皮膚炎の改善にも効果があると考えられています。
ビオチンは食品からも摂取されますが、腸内で善玉菌によって合成され、肝臓、腎臓、筋肉、乳腺、消化管などに存在しているので、欠乏する心配はほとんどありません。しかしながら、偏食や抗生物質の多用、何らかの原因による腸内細菌のバランスの崩れなどによりビオチンが欠乏することもあります。すると湿疹などの皮膚炎、結膜炎、舌炎、知覚過敏や脱毛、白髪の増加などのほか無気力、疲労感、憂うつ、蒼白、吐き気、運動失調、筋肉痛、けいれん、緊張低下などの症状が起こります。
この体に有用なビオチンを効率よく補給するためのサプリメントが、ホーランド・アンド・バレット・ビオチン1000mcgです。1カプセル中には1000mcgのビオチンが含まれており、毎日服用することで、健康的な肌や髪、爪などを取り戻すことも可能であり、また疲労回復や筋肉の増強や修復に有用です。
なおビオチンを効率的に摂取するためには、ビオチンと同時にビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、パントテン酸などのほかのビタミンB群を一緒に摂るとよいといわれています。
ビオチンを多量に摂った場合でも、水溶性のため尿から体外に排泄されるので、副作用などの問題はほとんどありません。