以下に該当する方のピロカー2%点眼薬の使用は禁忌とされています。
・糖尿病などや副腎ステロイド剤の使用などを原因とする緑内障(続発性緑内障)
・ブドウ膜炎
・有効成分の硝酸ピロカルピンやその他の成分に過敏症の方
・急性角膜炎
・急性虹彩炎
以下に該当する方のピロカー2%点眼薬の使用には注意が必要とされています。
・喘息
・心疾患
・高血圧症
・尿道閉塞
・パーキンソン病
・胃潰瘍
ピロカー2%点眼薬の使用は車の運転や機械の操作に影響を与えることがあります。
使用によってこれらの操作に支障がないことが確認されない限り、車の運転や機械の操作を行うことは避けてください。
ピロカー2%点眼薬を使用によって視力等に影響が出る可能性があるため、治療中は定期的に眼の検査を受け、何かしらの異常を感じた場合にはただちに医師に報告するようにしてください。
虹彩(瞳)の色が濃い患者の効果的な治療には有効成分濃度の高い点眼薬か、使用回数を増やす必要があることがあります。 このような処置がとられた場合は必要以上の量を使用しないよう注意して下さい。
結膜と角膜は眼球の表面を被っており、結膜は瞼の内側をも被っています。これらに損傷が認められる場合のピロカー2%点眼薬の使用時には結膜や角膜の損傷における対処も必要となります。
ピロカー2%点眼薬の使用中にアレルギー反応が現れた場合は使用を中断し、医師や薬剤師に報告して下さい。
妊娠中、授乳中のピロカー2%点眼薬の使用は医師によって母体へ与える効力が胎児、或いは乳幼児へ与える危険性を上回ると判断された場合のみ、注意しながら行ってください。指示のない限り避けるようにしてください。
点眼時に、点眼口が目や他の表面に接触しないようにしてください。接触による溶液の汚染が懸念されます。
他の点眼薬と併用する場合には、点眼の感覚を5分以上開けるようにしてください。軟膏やクリームなどは点眼薬を使用した後に塗布するようにしてください。
他の疾患などで医療機関に罹る場合には、医師にピロカー2%点眼薬を使用していることを伝えてください。
処方された用途以外での使用はせず、また他人との共用もお避けください。
子供の手の届かないところで保管してください。
開封後、点眼液が汚染され、使用によって目の炎症が引き起こされる可能性があります。
開封後4週間を経過した点眼薬は速やかに破棄するようにしてください。
使用期限を超過したもの、及び外装の損傷が認められる場合には使用をお避けください。