以下の場合、ビジュレットLを絶対に服用しないでください。
・高カリウム血症の人
・ほかのカリウム保持性利尿薬を服用している人
・カリウム補給剤、カリウムを多く含む食品(重篤な高カリウム血症の場合以外): ビジュレットL服用中は摂取しないでください。死者が出たとの報告があります。
・スピロノラクトンまたはトリアムテレンを服用中の人
・無尿症の人
・急性腎不全の人
・重篤な進行性腎疾患のある人
・重篤な肝不全の人
・肝硬変に起因する前昏睡の人
・アジソン病の人
・高カルシウム血症の人
・リチウム治療中の人
・糖尿病性ネフロパシーの人
・血中尿素が10mmol/l以上の人
・糖尿病の人または血清クレアチン値が130μmol/l以上の血清電解質および血中尿素値が充分に、または頻繁に検査できない人
・ビジュレットLの成分に対して過敏症の既往歴のある人
・腎臓機能障害の人で、カリウム保持性薬服用中の人は、高カリウム血症の進行を促進することがあります。
塩酸アミロリドを単剤またはほかの利尿薬で摂取した人で、高カリウム血症が認められたとの報告があります。
特に肝硬変やうっ血性心不全などで腎臓に影響を受けている重病な人や、利尿薬治療を積極的に行なっていた高齢者や入院患者に特に認められています。
高カリウム血症が進行した場合、ただちにビジュレットLの服用を中止してください。
ビジュレットL服用により電解質不均衡が減少すると考えられていますが、低ナトリウム血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症など電解質液不均衡の兆候を注意して確認してください。
チアジドは尿中カルシウム排泄を減少させることがあります。
体液の微妙な変化および電解質均衡は、肝性昏睡を助長することがあるため、肝機能障害のある人や進行性肝疾患のある人は、チアジドを充分に注意して服用してください。
チアジドは高血圧血症の発生、痛風の誘発や悪化を引き起こすことがあるため、ビジュレットLは、糖尿病の促進や悪化を誘発することがあります。
チアジド系利尿治療により、コレステロール値やトリグリセライド値が上昇することがあります。
糖尿病や糖尿病の疑いのある人での高カリウム血症のリスクを最小限にするため、ビジュレット25による治療を開始する前に腎機能検査を行なうことがよいとされています。
またブドウ糖負荷試験を実施する遅くとも3日前には治療を中止してください。
カリウム保持性利尿薬による治療は、心肺疾患やコントロール不充分な糖尿病を持つ代謝性アシドーシスや呼吸性アシドーシスが起こる可能性のある重症の人のみ、充分に注意して服用してください。
チアジドが全身性エリテマトーデスを活性化または悪化させる可能性のあることが報告されています。
幼児などへの安全性は確立されていないため、服用しないことがよいとされています。
安全性が確立していないため、妊婦または妊娠している可能性のある人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用してください。
授乳中の人は使用を避け、やむを得ず使用する場合は授乳を中止してください。
ビジュレットLの服用により、眠気、倦怠感、めまいなどを引き起こすことがあるため、服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の運転には充分に注意してください。